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続けて、「皆さんご存じのように、そもそも(室井慎次役は)気が重い仕事でしたが、家族をはじめ、お世話になった秋田の皆さんが口を揃えて『ありがとう』と言ってくださったので、やってよかったんだなという想いがあります」と心境を明かした。
一方、本広監督からは「(撮影前に)柳葉さんと久しぶりに会ったときに、亀山さんと大げんかをしていたんですよ(笑)。それを見て、本当にお二人は仲が良いんだなと思いましたし、本気で撮影をしなければと改めて思いました」という笑い話も。
亀山は「なかなか(柳葉は)やると言ってくれなかったんです。1年半くらい(出演を決めてもらうまで)かかった」と冗談めかして話したが、「衣装のコートを着た瞬間に、『あ、室井だ。やっぱりこいつしかいない』って」と改めて確信を持ったと続けた。
また、2026年には映画『踊る大捜査線 N.E.W.』の公開も控えていることから、「室井にも期待を持ってしまう」という声があがると、亀山は「今、最終的な決定稿に近いものが上がってきて、そろそろキャスティングを固めようという段階」であることを明かした。
さらに「2026年の話をしているので、過去に戻らずに進行していきます。ただ、室井を慕っていた青島が今、何を思って刑事をしているのか。最後にどんな会話をしたのか」。
「室井ロスの警視庁の人たちはどんな思いでいるのかを当然、描かないことにはみんな納得しないと思うので、それはやろうと思っています。そうはいっても、暗い話を作るつもりはないので、めちゃくちゃエンターテインメントにしようと思っています」と言及。
本広からは「小さい室井さんを出そうと思っています。青島くんの心には生きていますから」と付け加えられた。
イベントの最後の挨拶でも亀山は「今、(柳葉の)満面の笑みを見たと思いますが、室井ではこんなに笑顔になったことがないんですよ。完全に室井がどこかに消えている」。
「でも、(柳葉は)役者ですから、いざ役をやるとなったらできると思います」と含みを持たせたコメントも。
柳葉は苦笑いを浮かべながら「僕は皆さんと同じように次の作品が楽しみで仕方ないです。これからは、皆さんと同じように『踊る大捜査線』の大ファンでいたいと思います」。
「室井はいなくなりましたが、『踊る』シリーズは永久に不滅です!」と語り、大きな拍手を集めた。
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