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2023年4月ごろから、被害生徒は部活動中、プレーについて強い言葉で責められた。
また、部活動以外でもたたかれたり、からかわれたりすることが続いた。
具体的には、顔をたたかれたり、顔に落書きされたりした。
加害生徒がアイラインを使って落書きをしたが、それを使い切ったため、被害生徒に「弁償してくれ」と要求。
また、前髪を切ることを強要された。
さらに、誕生日プレゼント代として、被害生徒に金銭を要求。
実際に、被害生徒は4,000円を支払った。
筆記用具を隠され、加害生徒から「トイレに流した」と言われたこともあった。
LINE上では、加害生徒が被害生徒に対して「今日遅れたら死刑、お前既読遅い」。
また「ブタ、クズ、ゴリラ、陰キャ、うざ、いらつく、きしょ、ふざけんな」などと送信。
被害生徒は、医師から「心的外傷後ストレス障害」との診断を受けた。
さらに、6か月は常時付き添いが必要で、診断書の原因欄には「同級生からの心的外傷」と記載されていた。
いじめ調査委員会は「被害生徒は1年次から人間関係について悩みを抱き続けたが、被害生徒が教室に入れないと訴えに至るまで、学校は被害生徒の変化に気付くことができず、結果として相談に乗るなどの対応は実現しなかった」と指摘。
「一方で、被害生徒の保護者は、被害生徒のケアに全力を尽くすとともに、被害生徒の『学校に戻りたい』という思いに寄り添い続けた。改めて、保護者の努力に敬意を表したい」などとコメントした。