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うち37人が医療機関を受診した。
なお、発症者は、高校の生徒が多いという。
保健所が調査したところ、食堂の調理従事者5人と発症者の便からノロウイルスを検出。
そのため、ノロウイルスによる集団食中毒と断定した。
今回も、調理従事者の手指からノロウイルスが食品に移り、集団食中毒に至ったとみられる。
今月19日の昼と夕食に、調理・提供された食事が原因。
その日のメニューは、昼が牛肉の塩炒め、かぼちゃサラダ、サラダ、ご飯、みそ汁。
夕食が、もつ煮、肉団子、さつまいもの甘煮、サラダ、ご飯、みそ汁。
保健所は、食事を提供した『ウェルケアフードサービス』鹿島学園支店を、26日から再発防止対策が講じられるまで、無期限の営業禁止処分とした。
全国的に、猛威を振るっているノロウイルス食中毒。
例年は1月第3週に、流行のピークを迎え、その後は減少傾向をたどる。
しかし、今年は2月に入ってから流行している地域もある。
また、各地の保健所を取材していると、担当者から「これだけ流行しているにも関わらず、依然として調理従事者の手洗い・消毒が徹底されていない」との声を多く聞く。
先日は、長野県でノロウイルス食中毒を発症し、3人が救急搬送された。
高齢者や乳幼児、基礎疾患がある人、免疫力が低下している人は重症化するケースがある。
そのため保健所は、引き続き手指の十分な手洗い、調理器具・施設に対する消毒の徹底を呼びかけている。