「リハビリ」と聞くと、病気やけがをした際に行うものというイメージや、「つらそう」といったネガティブな印象を持つ方も多いかもしれません。

しかし、「リハビリは単なる治療ではなく、新しい自分を見つける旅」と語るのは、たにぐち接骨院の谷口友一院長。患者一人ひとりに寄り添う接骨院ならではのリハビリについて、お話を伺いました。

日頃患者さんへのサポートやアドバイスで工夫されている点はありますか?

まず個別診断から始まります。この診断では、患者さんの身体の状態を詳細に見ることができ、痛みや不調の根本原因を突き止めます。例えば、筋力や柔軟性、姿勢のバランスなどを徹底的に分析すると、患者さんの症状や体質に最適なリハビリプランが設計されます。画一的ではなくオーダーメイドのアプローチをすることで治療の効果を高め、日常生活への早期復帰をサポートします。

初回のカウンセリングでは、患者さんと施術者が共に健康目標を設定します。生活習慣や過去の病歴、現在の症状について詳しく話し合うことで、現実的で達成可能な目標を明確化。これは治療に前向きに取り組むための基盤となります。また、このカウンセリングは信頼関係を築く貴重な機会でもあります。施術者との連携がスムーズであるほど、リハビリの成功率も高まります。

患者さんのモチベーションの維持のために工夫されている取り組みについて教えてください。

患者さんのニーズに合わせてカスタマイズしています。筋肉や関節の状態に応じて、ストレッチや運動療法、姿勢矯正といった手法を組み合わせ、進捗を見ながら柔軟に調整している点が特徴です。長期的な健康維持を目指し、患者さん自身が主体的に治療に取り組める環境を整えています。

リハビリの成功には、患者さんご自身のモチベーションが欠かせません。そのため、目標を小分けにして設定し、達成感を味わえる仕組みを整えています。さらに、定期的なフィードバックを通じて進捗を共有し、患者さんが自分の努力の成果を実感できるようサポートしています。こうした取り組みが、患者さんの意欲を保つ鍵となると考えています。


患者さんのストレスを軽減するために何をされていますか?

リラクゼーション技術も積極的に取り入れています。マッサージやストレッチなどの施術は、筋肉の緊張を解きほぐし、ストレスを軽減します。また、深呼吸法や瞑想といった心のケアを組み合わせることで、リハビリの効果をさらに引き上げることができます。患者さん一人ひとりに合わせた治療プランが、心身のバランスを整える鍵となります。心身のバランスが整うことで患者さんは健康的な生活を取り戻し、維持する力を養えます。

身体が痛みから解放されると自然と心も軽くなり、患者さんが自信を取り戻し、自己効力感を高めるきっかけとなります。また、専門家とのコミュニケーションを通じて安心感や信頼感が深まり、治療への前向きな姿勢を維持しやすくなります。

リハビリを始めることに迷っている方へ、一歩踏み出すきっかけとなるようなメッセージをお願いします。

リハビリはただの治療ではなく、新しい自分を見つける旅です。リハビリの経験を通じて、自分の身体と向き合い、健康を積極的に管理する力を身につけることができます。その結果、再発を防ぎ、健康で豊かな生活を手に入れることができると感じております。まずは一歩踏み出して、心身ともに健康な自分を取り戻しましょう。

取材協力
たにぐち接骨院
院長 谷口 友一

取材/文 石田あかね

情報提供元: TREND NEWS CASTER
記事名:「 「リハビリ=治療」じゃない!リハビリが人生を変える! 兵庫にある接骨院の挑戦