東京で開催された「日本おもちゃ大賞2024」の授賞式。16回目を迎える今年の大会では、400点以上もの商品が9つの部門で競い合い、知育玩具や進化した定番おもちゃが注目を集めた。変わりゆく子どもたちの遊び方や、大人も楽しめるおもちゃの需要の高まりを反映していた。

AIと伝統の融合

今年の大賞で特に気になったのは、「キダルト部門」で受賞したリカちゃんの新モデル「フォトジェニックリカ」。1967年の発売以来、子どもたちに愛され続けてきたリカちゃん人形が、現代のニーズに合わせて大きく進化。肩や手首、ひざに関節を追加し、より自然で多彩なポーズが可能になった。これは、SNSで人形の写真を投稿する大人ファンの増加を見越した進化と言える。

さらに「Licca Meets(リカ・ミーツ)」と呼ばれるデジタル対話コンテンツも公開。3D CGと生成AI技術を組み合わせ、リカちゃんとリアルタイムで会話ができる。まさに、伝統的なおもちゃとAI技術の融合だ。

広がる「リカちゃんの世界」企業も注目

リカちゃんの人気は、おもちゃ業界を超えて広がりを見せている。インテリアブランド「フランフラン」とのコラボレーションでは、リカちゃんのインテリアコーディネートシリーズが9月28日に発売予定。また、回転寿司チェーン「スシロー」とのコラボでは、リカちゃん専用のスシローユニフォームが制作された。

さらに、乳製品ブランド「ジョア」とのコラボでは、関西弁を話すリカちゃんが登場。
WEB動画「リカちゃんプチコント」の公開や、視聴者とリカちゃんファミリーを結びつける診断キャンペーンも実施される。ちょっとシュールでかわいらしい会話劇が見られる。



「心の栄養」篇

「えーよ」篇

リカちゃんの進化と多彩な企業コラボは、世代を超えて愛され続ける存在感を強め、新たなファン層を拡大しているようだ。

情報提供元: TREND NEWS CASTER
記事名:「 進化するリカちゃん!日本おもちゃ大賞2024が示した新たなトレンド