2024年7月24日(水)、now.gg.Inc.がNBF渋谷イーストにて日本市場向け“nowStudio”ローンチ記者発表会を開催した。

nowStudioとは、開発者がモバイルゲームやAIアプリをクラウドやPC、LINE上に公開できるサービス。7月24日(水)からリリースされる。

米国に拠点を置くnow.gg.Inc.は日本ととても繋がりが強い企業であることから、今後日本市場でのさらなる活躍を目指している。


ブルーアーカイブなどのゲームで知られるサービス「BlueStacks」は日本で10億ダウンロードを突破し、クラウドサービスを始めてからは1億以上のユーザーに利用されている。利用者は24歳以下が50%を占めるということで、より効率的で簡単なゲーム利用の需要が高まっていると言えるだろう。

今回ローンチされたnowStudioは、ゲームをインストールなしですぐに遊べる手軽さが最大の強みだ。now.gg.Inc. CEOのローゼン・シャルマ氏は、ゲーム上でクラウドサービスを立ち上げるには多くのリソースが必要で過去15年間クラウドベースのサービスは発明できなかったと言う。しかしnowStudioであれば、インスタントにクラウドサービスを利用でき負荷が高いゲームでも高画質・高音質でゲームを楽しめるとのこと。また、nowクラウドはアップデートが不要な点も、従来のゲームサービスとは一線を画している。

now.gg.Inc.のパートナー企業であるTAKEONE COMPANYのCEO兼FOUNDER Min-Chae Jung氏は、now.gg.の導入メリットを説明。TAKEONE COMPANYはKPOPアイドルゲーム「BLACKPINK THE GAME」などのIPコンテンツを配信しており、now.gg.がユーザー分析に強みがあることを明かした。そしてSkyVuからはCEOのBen Vu氏が、Web3とnow.gg.の親和性が高く複数プラットフォームでの同一ゲーム利用が可能であるとコメントしている。

その後行われたnowCafeのデモでは、クラウド上にWebショップを作れるためゲームの購入が簡単にできる様子を見ることができた。クラウド上では、開発者のWebサイトやnowCafeというAIアプリなどから、ゲームを簡単に配信可能。


nowCafeはユーザーがLINEを通してクラウド上でゲームをプレイできるため、さまざまなアプリをダウンロードしたりサイトにアクセスする必要がなく、複数のゲームで共通の通貨を使えるためアプリ内課金の手数料が低く、開発者への利益率を高めている。

また、now.gg.Inc.は同日ネットマーブルとパートナーシップを締結し、RPGゲーム「神之塔:NEW WORLD」を日本、米国市場で提供開始したことを発表。ネットマーブルは韓国で設立されたモバイルゲームの開発企業で、世界でトップの売り上げを誇っている。

この締結により、ネットマーブルは自社の人気ゲームをより広いクラウドゲームユーザーに届けることが可能に。利便性を備えた優れたゲーム体験は、次世代のユーザーに多くの楽しみと感動を届けるに違いない。

情報提供元: TREND NEWS CASTER
記事名:「 now.gg.Inc.が日本市場向け“nowStudio”ローンチ!クラウドを利用したゲームサービスを提供