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学校の保健室で、70代小児科医により、実施された。
この医師は、昨年から学校医を務めているが、町外から来ているという。
なお、今回の健康診断で、医師が全児童の下着の中を見ていたことを、教委が認めた。
また、「下半身を触られた」と訴えたり、泣き出した児童もいた。
さらに、女子児童については、上着をあげさせて乳房の発育も目視。
この理由について、医師は「下着の中を確認することによって、思春期早発症を発見することができる」と話したという。
思春期早発症(ししゅんきそうはつしょう)は、通常の思春期が始まる時期よりも2~3年以上早く、第二次性徴が現れる病態を指す。
この病気は、子どもの身体的な成長や心理的な発達に影響を及ぼす可能性があるため、早期の診断と適切な治療が重要であるとされている。
一方、文部科学省は今年1月、健康診断では児童生徒のプライバシーや心情に配慮するよう、すべての教委に通知を出した。
その中には、「体操服・下着やタオル等をめくって視触診したり、体操服・下着やタオル等の下から触診器を入れたりする場合があることについて、児童生徒等や保護者に対して事前に説明を行う」と書かれている。
しかし、町教委も学校もこの説明を、事前に実施していなかった。
この理由について、町教委は「昨年も同じことを実施して問題がなかったので、今年も大丈夫だろうと思った。この点は反省しなければならない」と、トレンドニュースキャスターの取材に語った。
なお、8日までに、今回の健康診断に関する苦情が約30件寄せられている。
8日は役場の閉庁日だったが、職員が全国各地からの苦情対応に追われた。
また、「言い足りない」と何度も電話をかけてくる人もいるという。
町は今回の件を受け、来年以降は別の医師に依頼し、児童の健康診断を実施することを決めた。