- 週間ランキング
アンケートの自由記述部分部分には、「学校行事に関わる子どもの病院代を保護者が払わず、立て替えを要求された」などの記載があったという。
いわゆる『モンスターペアレント』に苦悩する教員の姿が明らかになった。
また、天理市では保護者対応が要因で休職・退職した公立小中学校教職員が、昨年4~12月だけで14人。
現場では、校長・教頭の管理職を含む、教員全体が忙しいため、保護者対応による悩みをひとりで抱え込み、パンクしてしまう傾向がみられるという。
保護者対応専門部署「子育て応援・相談センター~ほっとステーション~」の室長は、トレンドニュースキャスターの取材に「この部署新設には、現場の先生方に、授業や子ども対応に専念してほしいという願いが込められている」と話す。
専門部署は今年4月から、臨床心理士のほか、元校長・元園長など学校現場に詳しいスタッフ十数人でスタート。
具体的には、子どもが学校でけがをしてしまい、保護者から教員へクレームが入った場合、学校は「ほっとステーションにご連絡していただけますか」といった形での対応を想定しているという。
室長は、「この部署は、さまざまな橋渡しの役割もしていく。学校やこの部署で解決できなければ、弁護士へ相談することもあり得る」と話す。
また、「教員の苦手な保護者クレーム対応を、ここですることによって、教員の負担軽減へとつなげていきたい」と語った。