3月1日(金)に公開を迎え、すでに幅広い客層を集客。

SNSでは、絶賛嗚咽の声があふれている映画『52ヘルツのクジラたち』。

7日(木)には、杉咲花、志尊淳、成島出監督が登壇し、大ヒット御礼 舞台挨拶が開催された。

ちょっと休んで自分の心を…

今回は、観客から寄せられた質問に、登壇者が答える形で進行。

「寄り添うこと、寄り添い続けることに疲れて限界を感じてしまった時、みなさんならどうしますか?」という質問に対し、杉咲は「すごく優しい方なんだなと思いながら、(答えを)考えているんですけど…」と質問者を気遣った。

その後、「コップの中にわずかにしか水が溜まってないのに、それを(他人に)注いでしまったら、自分の心がカラカラになっちゃうので、そういう時は、ちょっと休んで自分の心を守ってあげてもいいんじゃないかと思います」。

「そういうふうに寄り添いたいと思っていることは、きっと相手に届くはずなんじゃないかと思います」と語った。

「自分を大切にしてほしい」

志尊は「僕はまだまだ人間的に余裕がないので、『全ての人に寄り添いとげられるか?』と言われたら難しいところがあると思います」。

「でも、その代わり、『この人に寄り添い続けるんだ』と思ったら、見返りを求めず寄り添おうと思えるタイプだと思います」。

さらに「『寄り添う』ってずっと一緒にいることだけじゃないと思っていて、ある程度、距離をとることも、その人のことを思っての寄り添いだと思うし、全てを『自分がやってあげなきゃ』というのではなく、誰かを想っているのが寄り添いだと思うので、つらくなったら一回、距離を置いて、自分を大切にしてほしいという思いがあります」と優しく呼びかけた。

一番そばにいる人の声

舞台挨拶の最後に志尊は「僕自身、この作品に携わって、知らなかったことを知ったことで、『ここで終わり』とは全く思っていなくて、この作品に携わったことをスタートに、もっと知らないことを知っていかなきゃと思いました」。

「みなさまにとってもこの映画が『もっと知りたい』というきっかけになったのであれば、ぜひ、みなさんの中で『知る』ということを増やしていただき、きれいごとになってしまうかもしれないけど、みなさんのお力で、ぜひ一番そばにいる人の声を聴いてあげられる世の中になればと思います」とメッセージ。

『52ヘルツのクジラたち』

©2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会

絶賛公開中

配給:ギャガ

情報提供元: TREND NEWS CASTER
記事名:「 杉咲花&志尊淳『52ヘルツのクジラたち』 大ヒット御礼舞台挨拶開催! 志尊は「みなさんのお力でぜひ一番そばにいる人の声を…」