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サミットでは、「きのこの山」の開発担当である本多了氏が登壇し、開発に関わる思いを話した。
本多氏は、研究開発をする上で、アイデア出しの会議以外に必要なのは「モノの本質を見極めること」と明かし、「特にお菓子はそうですが、どんな場合でも、夢を抜きにした仕事はないですよ。夢を持たないと商品はできません。研究だけではなく、生活のすべてを通して一生懸命に考えていきました。それをつき進めていくことで、ある日突然、ハッと気付いて、ホッと安らぐ。人生はそんなものですよ。」とお菓子作りへの情熱を語った。
88歳になった今でも足腰が丈夫で元気に過ごせている理由は「『きのこの山』『たけのこの里』のおかげです。意欲を駆り立ててくれる『きのこの山』『たけのこの里』は、私の大切な息子のように、人生において役立ってくれました」と本多氏。熱いスピリットからは、「きのこの山」「たけのこの里」が今なお愛され続ける理由を感じ取ることができた。
同サミットでは、きのたけのグローバル戦略アクションと今後の展望も発表された。グローバル戦略のひとつは、「きのこの山」型ワイヤレスイヤホンの商品化。7月に公式X(旧ツイッター)にて、公開した試作品が大きな反響を集めたことがきっかけで開発が決定したとのこと。
127言語対応の同時翻訳機能付きで、「世界進出していくにあたり、言葉の山を越える」というコンセプトを体現。後日、詳細情報の発表を予定している。
「みんなに、おいしく、おもしろく。」の精神で、世界中の人々を楽しませ続けるきのたけ。今後の海外進出にも目が離せない。