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学術的に「的確な動くモニュメント」が、博物館を飛び出し、駅前広場に設置されるのは世界初。
最も大きな「フクイティタン」の高さは、なんと最高約6メートルある。
この恐竜たちを撮影したのは、福井県在住のフォトグラファーtomosaki(@photono_gen)さん。
SNS上に投稿した写真は、18万以上のいいねを獲得した。
写真を実際に撮影したのは、2020年の正月だという。
「毎年冬になると、福井駅前のこのモニュメントは、SNSで有名になるのだが、自分の目でも実際に確認したいと思った」とtomosakiさん。
この撮影へのこだわりについては、「ローアングルから撮影し、恐竜の迫力をより演出した。また、寄りで撮ると恐竜の絶望感みたいなものが、より強調されて気に入っている」と話す。
さらに、「動かない恐竜や降り積もる雪が、正しく生物が絶滅していく過程を見ているようで、不思議な気持ちになった。極寒の中、撮影を試みてよかった」と語った。
SNS上では、「はるか太古の情景を、ほうふつさせる」、「一瞬アニメのワンシーンかと思った」、「魅力的な写真をありがとう!」といった称賛の声が多く並ぶ。
こういった反応に対してtomosakiさんは、「他県の方から、『この景色を見たい』などの声をたくさんいただいた。また、福井県の方からは『地元を誇らしく感じた』との声をいただき、とても嬉しい」と話した。
観光ホームページの撮影や、ウエディングフォトの撮影なども行うtomosakiさん。
SNS上には、『みていただく方に物語を感じる写真』を投稿中だ。
昨年は、KADOKAWAから写真作品集「あの頃にみた青は」を出版している。
(取材・文 小野貴弘)