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オリエンタルラジオが再び、稼ぎまくっている。“RADIO FISH”が注目されているからだ。
これは、オリエンタルラジオの2人とFISH BOY(中田敦彦の実弟)ら4人のダンサーで構成されたユニット。昨年末にネタ番組『検索ちゃん』(テレビ朝日系)で、ネタからオリジナルソング『PERFECT HUMAN』に移行する新スタイルを披露すると、YouTubeで話題沸騰。2月に『ENGEIグランドスラム』(フジテレビ系)で再披露すると、3月には無料動画配信系で再生回数1,600万回超えを達成。3月11日にテレビ朝日系『ミュージックステーション』でトリを飾ると、各主要音楽配信サイトで軒並み上位にランクインし、5月25日には待望の初アルバム『PERFECT HUMAN』を発売する。
内容は、本格的なEDMサウンドに乗せて、藤森慎吾がラップを披露。メロディアスに歌いあげたあと、「ナ・カ・タ! ナ・カ・タ! ナ・カ・タ!」のコールで顔をのぞかせた中田が、「I'm a perfect human」と首を傾げるシンプルな歌。ルーツは韓国のPSY(サイ)の『カンナムスタイル』だと思われるが、ダンス大会で優勝経験もあるFISH BOYの完ぺきなパフォーマンスを前にすると、パクリの概念が吹っ飛ぶ完成度の高さだ。
この異常人気は今後さらに高まるだろうが、そもそもオリラジは奇跡の芸人。デビュー前から『M-1グランプリ』で好戦績を残し、デビュー直後から“武勇伝”のネタで大ブレイク。冠レギュラー番組が次々とスタートするなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。
ところがやがて、番組はすべて終了。どん底を経験。しかし、元慶應ボーイの肩書を生かした中田がインテリ、藤森は元来の女好きでチャラ男キャラを確立させると、再び表舞台に出戻り。このジェットコースター人生を14年、『しくじり先生』(テレ朝系)で自虐的に語り尽くすと、喋り手としての才能が高く評価され、中田はコメンテーター的な仕事が急増した。
オリラジこそが、真のPERFECT HUMAN。そして、自身に眠る狂気性をコントロールしながら、荒波を泳いできた中田こそが、ブームの発信源であり、異能派だ。超スピード出世、一発芸、キャラ付けを経由して漂着した、歌い手というオアシス。確変を起こしまくったふたりのパーフェクトな商魂は、青天井だ。
【公式】PERFECT HUMAN 歌詞ありver.【オリラジ】
https://www.youtube.com/watch?v=qE3uDuy-suY
【記事提供:リアルライブ】