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怪談や怖い噂、都市伝説として聞かれる話に「自殺者を呼ぶ踏切」というものがある。
ある踏切や駅のホーム、ある路線は人身事故が非常に多く、まるで死神でもいるようだと思われるほどなので、このような噂がたったというものだ。場所は明記しないが、具体的な駅名や路線名を聞いた事のある人もいるだろう。あくまで噂でしかないものであるが、この駅や路線、踏切で写真を撮ると高確率で心霊写真が撮れてしまう、という噂もある。
今回紹介する写真は、まさにその噂が現実となったかのような写真である。
海外のかなり古い写真の中央には蒸気機関車が写っている。しかし、その車両の前に立ちふさがるようにして、一人の人間の姿が写っているのだ。
線路をまたぐような姿で機関車の前に立つ男は半透明で、所々姿も不明瞭であるが、チェックのシャツを着たまだ若い白人男性である事が見て取れる。果たして彼の正体は何なのだろうか?
この写真が撮影された時、この男性の姿はこの場に無かったとされている。また、この近くでかつて列車による人身事故があったそうで、腐乱死体が線路の近くから発見されたとも言われている。すると、この写真の主はこの機関車との接触事故で亡くなった被害者のものだったのだろうか?
一方で、あまりにもはっきりと姿が写りすぎているため、この心霊写真はフェイクではないかとする説もある。二重露光やカメラの前を男性が一瞬立ち止まって横切るなど、簡単な方法で再現可能だといわれてもいるのだ。
果たしてこの写真の真偽はどこにあるのだろうか。
文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
【記事提供:リアルライブ】