今年のNHK紅白歌合戦で総合司会のオファーを受けていたと一部で報じられていたタレントのタモリが、NHKに辞退の返答をしていたことを一部スポーツ紙が報じている。

 記事によると、タモリはNHKから今年の目玉として熱い要望を受けていたものの、スケジュールの調整がつかないなどの複数の理由が重なり、先週までに辞退。司会の選考が白紙となり、例年ならば、10月中旬までに司会は発表されるが、大本命だったタモリの辞退で、正式発表が遅れることになりそうだという。

 「以前のタモリならば、月曜から金曜まで『笑っていいとも!』の出演をこなしたうえで、ほかの番組をこなしており、体力は十分だった。しかし、今は『いいとも』の出演がなくなり、ある程度、自分の好きなように時間を使いながら仕事をこなしている。紅白はギャラは格安。おまけに、2日間のリハーサルと本番で朝から晩まで3日間拘束されるので、今のタモリにとってはかなり厳しい条件。熟考を重ねたうえでの辞退だったと思われる」(NHK関係者)

 発売中の「週刊文春」(文芸春秋)によると、あくまでもタモリが司会をつとめることが前提だが、タモリと同じ福岡出身で非常に仲が良く、同局のタモリの冠番組「ブラタモリ」のオープニングとエンディングに曲が使われているシンガーソングライターの井上陽水の名前が浮上。しかし、「これまでずっと紅白を断り続けていたので、またとないチャンスだったが、タモリが出ないなら出ることはなさそう」(レコード会社関係者)という。

 同誌では、“夏の紅白”とも言われるNHKの歌番組「思い出のメロディー」で今年初めて総合司会を務めその司会ぶりが好評だったことから、13年の紅白で卒業を宣言した演歌界の大御所・北島三郎が司会に名前があがっていることも報じられた。タモリが辞退しただけに、北島が本命に浮上か?

【記事提供:リアルライブ】
情報提供元: リアルライブ