北川景子主演のドラマ「探偵の探偵」(フジテレビ)で、主演の北川と同じ探偵事務所で働く調査員を演じ日本のドラマに初出演したのが、これまで台湾を拠点に活動していた、俳優のディーン・藤岡だ。

 福島県出身で高校卒業後、アメリカ・シアトルへ留学。カレッジを卒業後、アジアのさまざまな国を巡り、多様な人種・文化・言語に触れ、感銘を受けたそれらを詩や写真に収めた。ちなみに、妹は元アイドルグループ・チェキッ娘の藤岡麻美。

 04年に香港のクラブにおいて飛び入りでラップを披露したところ、客席にいたファッション雑誌編集者にスカウトされ、香港を拠点に雑誌や広告、ファッションショーなどでモデルとして芸能活動を開始。翌年俳優業としての活動をスタートさせた。06年に台湾に拠点を移し、以後、数々の作品に出演。ドラマ、映画、CMに出演し現地で「中華圏エンターテインメントの新星」として話題を呼んだ。11年に現在も所属する、日本の大手芸能プロと所属契約を交わした。

 「2012年7月にインドネシア華僑の女性と結婚。そのため、インドネシア語も話せるが、ほかに日本語、英語、中国語(北京語、広東語)の5カ国語を操る。昨年には全米ドラマデビュー。甘いマスクで“第2の金城武”との呼び声も高い」(映画関係者)

 そして、28日スタートのNHK連続テレビ小説「あさが来た」で朝ドラデビューする。物語の中心人物の一人である、大阪経済界の重鎮・五代友厚役に抜てきされた。五代は、波瑠が演じるヒロインが実業家として奮闘する姿を叱咤(しった)激励し、精神的支柱となった人物で重要な役割だ。

 NHK側は起用理由について、「若き日に英国留学経験があり、英語が堪能だった五代友厚役にピッタリだった」と説明。豊富な国際経験が抜てきの決め手になったが、一気に名前が売れそうだ。

*画像はDEANFUJIOKAツイッター

【記事提供:リアルライブ】
情報提供元: リアルライブ