9人組ガールズグループの東京パフォーマンスドール(略称=TPD)が、2015年7月から8月にかけて行った「ダンスサミットネイキッド」の集大成ライブとして、9月12日(土)shibuya duo MUSIC EXCHANGE(東京都渋谷区)にてワンマンライブ「東京パフォーマンスドール 〜ダンスサミットネイキッド2015夏 SP〜」を開催した。

 この「ダンスサミットネイキッド」は、これまでTPDが行ってきたプロジェクションマッピングやレーザー、照明などの豪華演出で魅せるエンターテインメントショーを控え、様々なクリエーターたちとコラボした多数の新曲パフォーマンスを惜しみなく披露し、魅せるというよりはファンと一緒にライブを作っていく熱量を重視したステージ。チケットが即完売した本公演は、約600名のファンで開演前より熱気に溢れかえっていた。

 さっそく1曲目では16名の全出演者(TPD=妹分のTPD DASH!!)が登場し、タオルを振り回す「WAKE ME UP!!」で華やかにオープニングを飾り勢いをつけ、立て続けにこの夏に初披露したばかりの新曲「HEART WAVES」や「SURVIVAL!!」をパフォーマンス。会場のファンも息の揃ったコールなどで旺盛。中盤ゾーンではユニット曲やソロ曲で展開し、TPDの様々な一面を緩急をつけて見せる。メンバーそれぞれがこの夏楽曲と向き合い、新たな表現を磨いてきたのがより分かるパートになっていた。そしてこの日、めでたく17歳を迎えた神宮沙紀がメインで歌うお祭りソング「ビバ!ケ・セラ・セラ」では、出演者全員が登壇し、バースデーver.のコール&レスポンスなどで会場を盛り上げた。また、ファンからのサプライズで、神宮が好きと公言している赤色のサイリウムが会場を埋め尽くし、会場は一体感であふれた。

 その後、TPD DASH!!が元気一杯に4曲披露。DASH!!は、先代東京パフォーマンスドールの楽曲アレンジを変えず、原曲そのままに披露するのが特徴。ここでも初披露となる「空に太陽がある限り」を歌いあげ、ファンをうならせた。

 入れ替わって、後半は新生TPDの真骨頂でもある攻撃的ナンバーのオンパレード。「MY UNIVERSE」「FIRE」「BE BORN」「DREAM TRIGGER」など、息つく間もないほどのラッシュ。その1つに、この日初披露となった先代レパートリー「SLASH DANCE」は、TEMPURA KIDZなどの振付も手掛ける東京ゲゲゲイによるもので、激しいフォーメーションダンスとともに、会場のボルテージは最高潮になった。全26曲(アンコール4曲含む)をノンストップ(Mixed by CMJK)で駆け抜け、2015年の夏のライブを締めくくった。

 アンコール後のトークパートでは、それぞれが想いを語り、今できることを出し切った様子が言葉からもうかがえた。そして神宮沙紀を祝う「バースデーコーナー」もあり、同学年メンバーの飯田桜子、橘二葉からサプライズお手紙が読まれ、会場は涙と笑顔に包まれた。次は11月3日(火・祝)にshibuya duo MUSIC EXCHANGEで、「ネイキッドSP 2015秋」が開催される。さらに精度を上げ進化させたパフォーマンス、そして初披露曲も用意されているとのこと。また11月18日に発売される初のライブDVD/Blu-rayの商品概要やイベント情報なども発表された。

【記事提供:リアルライブ】
情報提供元: リアルライブ