OSK千咲えみ、卒業公演に「この14年間が大切なかけがえのない時間」翼和希からの言葉には涙
OSK日本歌劇団トップスター翼和希、娘役トップスター千咲えみが30日、大阪市内で「浪華(なにわ)GRAND REVUE」(27年1月21~25日、クールジャパンパーク大阪TTホール)の制作発表会見に出席した。
「大阪の華やかな文化を取り戻し、その伝統を守りながら、未来に向けて世界へ発信していく」ことをテーマにした今作は、千咲の卒業公演となる。
第1部「花競季千咲(はなきそうしきのほほえみ)」(作・演出・振り付け=山村友五郎氏)は日本舞踊、第2部「REVUE GAIA 我王」(作・演出=北林佐和子氏)は洋舞とOSKらしい構成になっている。第1部では12年ぶりとなる「南地大和屋へらへら踊り」や、映画「国宝」で演じられた「鷺娘」を取り入れた演出が見どころとなっている。
「-ヘラヘラ踊り」は赤い手ぬぐいでほおかむりをし、赤い扇子を手に「ヘラヘラヘッタラ、ヘラヘラヘ」という言葉と歌を合わせて踊る座敷舞。おどけたしぐさに加え、逆立ちまで飛び出すコミカルな踊りとあって、千咲は「12年ぶりでしたけどなんとかできました」と、練習で逆立ちができたことを明かすと、それを見ていた翼と山村氏は「なんとかじゃない。すごいですよ」と千咲の逆立ちをほめたたえた。
一方、山村氏が「鷺娘」について、ハッピーエンドとなるような演出を予定していると明かすと、「ラストでこんな大役、思ってもみなかった。皆様のイメージを崩さないよう守りつつ、新たな鷺娘を見ていただきたい」と笑顔を見せた。
千咲は14年間のOSK生活について「今となっては、あっという間。幼い頃から舞台に立つのが夢だったので、夢をかなえてくれた場所。今こうして幸せな気持ちで迎えられているのも、この14年間が私にとって大切なかけがえのない時間だったと感じています」と感謝した。
同期の翼がトップになるのを見届けて、自身の卒業を決断したといい、翼から「底抜けの明るさを絶やさず、物事に立ち向かう姿が魅力だった。一緒に過ごす時間も長かったので、残された時間をどれだけ有意義に過ごしていけるか、よりOSKが盛り上がるために、今の私たちにしかできないものを最後まで突き詰めていきたい。その集大成が千秋楽」と言葉をかけられると、思わず涙。
「隣にいるのが当たり前。いつもの2人らしく、最後までいけたら。翼の存在はどんなときも励みになりましたし、しんどいときに誰にも話せないようなことを何でも話せる存在でした。私のOSK人生は翼なくては語れない。最後にまさか同期で相手役として組めるとは思わなかった。卒業も1番に相談しました。常に横にいてくれて、本当にお世話になりました。OSK人生で翼に出会えて良かった」と思いを打ち明けた。
千咲は東京公演(27年2月11~14日、サンシャイン劇場)の千秋楽をもって退団する。