長嶋一茂「『松井はすごい』と、ジャイアンツの選手がみんな」認めた瞬間を明かす
元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂は30日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。巨人時代のチームメートで、今回巨人の新監督に就任が決まった松井秀喜氏について、選手時代に目の当たりにしたパワーを、いくつものエピソードを交えて振り返った。
松井氏の監督就任は23日午後に発表され、金曜コメンテーターを務める一茂がこのテーマについて番組で言及するのは、この日が初めて。放送では、この日の秋季キャンプから松井監督が本格始動するという話題を伝える中、川崎市の読売ジャイアンツ球場に朝からファンが集結している様子を、ファンの大きな期待とともに伝えた。
一茂はこの日、10分近くにわたり松井氏についてさまざまなエピソードに言及。巨人新監督就任について、「よく引き受けたなと思った」と述べ、自身の父、茂雄さんと同じ、監督として背番号90を背負うことになった松井氏への思いを語った。
コメントの終盤では「まだ時間ある?」と述べながら、「松井選手の思い出話をさせていただくと…」と、選手時代に感じたパワーのすごさに言及。「彼の何ががすごいか、というエピソードは、みなさんいろいろ持っていると思うんだけど、高校を出て(巨人に)入ってきた時に、2軍スタートで、5月か6月かに1軍で上がってきた。横浜スタジアムで先発になったんです。ここでなぜかぼくも出ていたんです」と、ともに試合に出場したエピソードを回顧した。
「松井選手は、僕の前を打っていた。その時、今のDeNA、昔の大洋だけど、ピッチャーが、(松井氏の)頭近辺にボールを投げたんです。これはプロの洗礼で投げたな、って僕は見たんだけど、その次の球にどう彼が対応するか(を見ていた)。彼がどういう対応をするのか」と、当時松井氏のバッティングに注目したエピソードに触れた。
その上で、「及び腰、引き腰でストライクを見逃すのか、踏み込んで打つのか。すごかったんですよ。後者なんですよ」と、松井氏の積極性に言及。「踏み込んで打った打球を、まだ僕は覚えている。ウェーティングサークルにいたから」と振り返り、「ライナーでライトに行ったんです。その時、ライトには宮里(太)さんという方がいて、ベテランですごく守備がうまい人だったんだけど、低空な打球だったので1回前に出たんですけれど、そしたら(松井氏の打った打球が)そこからぎゅーっと伸びて」と述べながら、「ライトライナーなのに、万歳しそうになりながら、ジャンプして捕って。そのまま、打球が強くて、グラブを持っていかれて、そのまま(宮里氏は)ひっくり返った」と、松井氏の痛烈な打球について説明した。
「そこで、それで、ジャイアンツの選手はみんな、『松井はすごい』と。普通の高校生じゃない、と」と、巨人の選手が松井氏を認めた瞬間になったのだと、振り返った。
一茂はまた、宮崎キャンプ中に同じ時間帯にバッティング練習をしていた時のエピソードにも言及。「僕は右バッターで(当時の球場は)レフトの方にいい風が吹くので、練習では、場外とかに打っていたんですよ。ただ、ライトからの逆風なので、(左打者の)吉村さんとか駒田さんも、全然フェンスは越えなかった」としながら、「松井選手はマスコットバットで、場外のフェンスに当てていましたから」と振り返り、「それがいちばん最初の印象」と、松井氏に関する忘れられないエピソードも振り返った。