【写真】映画「とびらをあけたら」に主演し、ホラー映画に初挑戦するモトーラ世理奈(C)2026「とびらをあけたら」製作委員会

モトーラ世理奈(28)が、映画「とびらをあけたら」(27年1月8日公開)に主演することが29日、分かった。

第3回日本ホラー映画大賞で大賞に輝いた、片桐絵梨子監督の長編商業映画デビュー作で、ある日“オオカミ”にかまれたことをきっかけに、身体も日常も変わり始める女性を演じる。首をかまれた跡からの出血や、逆に牙をむいて人をかもうとするシーンもあり「初めてのホラー映画でしたが、現実的な怖さと想像の中にある怖さが合わさった、新しい『ホラーファンタジー』だと思います。映像もとても美しく、インパクトのある作品なので、ぜひその世界観を浴びてほしいです」と語った。

モトーラが演じる美紀は、設計事務所で働く27歳。ある日、獣のような“何か”に襲われ「オオカミにかまれた」と訴えるが、誰にも信じてもらえず、その日を境に五感が研ぎ澄まされ、日常が少しずつ変容していき、幼い頃、1人で留守番をしていた時に遭遇した“魔物”の記憶がよみがえる。その中、謎の集団「月待講」から届いた招待状に導かれるように訪れた先で、神との交わりを信じる老婆たちから「とびらをあけなさい」と告げられ、内側で長く閉じ込められていた“何か”が目覚め始める。

モトーラは「私が演じた美紀は、大人だけど、まだ子どものまま大人になったような女の子。自分の好きな世界を持ちながらも、外の世界とうまくかみ合えない部分があって、私自身も共感するところが多く、とてもいとおしく感じました」と役どころを評した。そして「誰もが持っている子どもの頃の気持ちを思い出しながら、美紀が自分を解放していく姿を見届けてほしいです」と見どころを語った。

「とびらをあけたら」は、片桐監督の第3回日本ホラー映画大賞受賞作となった短編「夏の午後、おるすばんをしているの」が原案。母親のいない家で、ひとり留守番をする幼い少女の孤独と不安を、現実と幻想が溶け合う世界観で描いた同作を原点に、独自の感性で“オオカミ女”の物語を紡いだ。今年7月のファンタジア映画祭(カナダ)の「UNDERGROUND」コンペティション部門に出品され、ワールドプレミア上映された。今月にイタリア・トリノで開催されたTOHorror Fantastic Film Festでグランプリを受賞した。

撮影監督は、5月のカンヌ映画祭(フランス)で、日本人として初めてピエール・アンジェニュー・トリビュート賞を受賞した芦澤明子氏が務める。主題歌には、シンガー・ソングライター谷山浩子(70)の「銀河通信」が決定。幼い頃から谷山の音楽に親しみ、独創的な世界観に憧れ続けてきた片桐監督が、自身の長編商業映画デビュー作の主題歌として長年、思い描いていた谷山の楽曲を熱烈にオファーし、実現した。

片桐絵梨子監督のコメント全文は、以下の通り。

こんなおかしな映画を作ってしまいました。でも、とても美しく、悲しい映画でもあります。

夢で見た風景や昔話、心の奥に眠る恐怖や憧れを織り交ぜ、言葉では説明できない、人間の内なる力を描こうとしました。

主人公の美紀と一緒に、怖くて、おかしくて、どこか切ない、奇妙な旅を楽しんでいただけたらうれしいです。ぜひ劇場でご覧ください。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 モトーラ世理奈「とびらをあけたら」で“オオカミ女”首出血、人にかみつき…ホラー映画初挑戦 」