ちばてつやさん死去「漫画家として本当に幸せな人生」妻がコメント お別れの会も検討
「あしたのジョー」「おれは鉄兵」などのヒット作で知られ、文化勲章を受章した漫画家ちばてつや(本名千葉徹弥)さんが22日、都内の病院で死去した。87歳。東京都出身。27日、「ひねもすのたり日記」を連載していた「ビックコミック」を発行する小学館が妻幸子さんのコメントなどを添えて正式発表した。
漫画家としての活動経験もあり、ちばさんの活動を支え続けた幸子さんは、葬儀を家族葬で執り行ったと報告し「漫画家として本当に幸せな人生でした」と感謝した。
▼以下、小学館HPからの全文
【訃報】ちばてつや先生ご逝去
ちばてつや(本名千葉徹弥)は、10月22日18時に都内の病院にて逝去いたしました。87年の生涯を現役として、画業70年の長期に渡り、数多くの読者の皆様にご支持頂けましたことは、漫画家として本当に幸せな人生でした。生前お世話になった関係者の皆様、作品を愛してくださった読者の皆様に心より感謝申し上げます。尚葬儀におきましては、家族葬にて執り行ないました。ご弔問、ご供花、供物、ご弔電はまことに勝手ながら辞退させて頂きます。
喪主 妻 幸子(ゆきこ)
◇ ◇ ◇
70年にわたり漫画の第一線を歩み続け、数々の名作を世に送り出してこられたちばてつや先生。先生は戦後日本漫画の発展を支えながら、人間への温かなまなざしと平和への願いを作品に込め、多くの読者に愛されました。先生の生前のご功績に対し、心からの敬意と感謝を捧げるとともに、謹んで哀悼の意を表します。
お別れの会につきましては、現在開催に向けて検討しております。詳細が決まり次第、あらためてお知らせいたします。
尚ご家族のお気持ちにご配慮いただき、ご遺族並びに近親者への取材やお問い合わせはお控えくださいますようお願い申し上げます。
小学館コミック局
【ちばてつや先生略歴】
漫画家。本名・千葉徹弥。1939年(昭和14年)1月11日、東京にて生まれる。同年11月に朝鮮半島を経て、1941年旧満州・奉天(現中国・遼寧省瀋陽)に渡る。終戦により日本に引き揚げた後、1956年、貸本向け単行本作品でプロデビュー。1958年「ママのバイオリン」で雑誌連載を始め、1961年「ちかいの魔球」(原作・福本和也)で週刊少年誌にデビュー。主な作品に「1・2・3と4・5・ロク」、「ユキの太陽」、「紫電改のタカ」、「ハリスの旋風」、「みそっかす」、「あしたのジョー」(原作・高森朝雄)、「おれは鉄兵」、「あした天気になあれ」、「のたり松太郎」など。最新作は「ひねもすのたり日記」。文星芸術大学学長、公益社団法人日本漫画家協会会長を務める。文化功労者、日本芸術院会員。
【受賞歴】
1962年第3回講談社児童まんが賞『1・2・3と4・5・ロク』『魚屋チャンピオン』
1976年第7回講談社出版文化賞児童まんが部門『おれは鉄兵』
1977年第23回小学館漫画賞青年一般部門『のたり松太郎』
1977年第6回日本漫画家協会賞特別賞『のたり松太郎』
2001年文部科学大臣賞
2002年紫綬褒章
2009年第33回講談社漫画賞講談社創業100周年記念特別賞
2012年旭日小綬章
2018年第22回手塚治虫文化賞特別賞
2024年第72回菊池寛賞、文化勲章