矢崎広、音月桂が舞台「蛙昇天」でカエル役に苦戦「こんな演劇体験は初めて」
俳優矢崎広(39)と女優音月桂(46)が23日、KAAT神奈川芸術劇場で舞台「蛙昇天」(24日~11月8日、同所)の囲み取材と公開ゲネプロに出席した。
戦後の日本で実際に起きた事件を題材に、カエルたちの姿を通して人間の性や集団心理を描く物語。ウォーリー木下(54)が演出を手掛けた。
矢崎は稽古を振り返り、当初はカエルの動きを考え、比較的早い段階で基本的な動きや演技の方向性が固まったと説明した。しかし、稽古が進むにつれて表現の幅が広がり「どんどんいろんなものが増えていって、やることがいっぱいあるぞと思いながら、最終的にどうなるんだろうと思って、今この初日をなんとか迎えている」と苦笑した。
公開ゲネプロを経て、ようやく作品の全貌を見せられる段階になったといい「まずカエルの世界だということを、お客さまと共に共有して楽しんでいけたら」と意気込んだ。
音月は「20何年舞台に立ってきたんですけど、こんな演劇体験は初めて」と新鮮な驚きを明かした。「木下さんの求めるカエルの世界を表現する方法が本当に素晴らしい」と演出をたたえ、「時代が変わっても、今も全然向き合っている状態。あの時代に書かれたものが受け継がれていくのにはわけがあるのかな」と作品の普遍性に言及した。「役者というのは、伝えていく使命がある」と、舞台を通して作品のメッセージを届ける意義を語った。
稽古場では共演者たちがさまざまなアイデアを出し合い、カエルの動きを追求。音月はSNSのアルゴリズムの影響か、日常でもカエルに関する情報が目に入るようになったと笑い、「それぐらい本当に集中してやっていた」と充実した稽古を振り返った。
この日、ウォーリー、中山優馬(32)も出席した。