【写真】NHK放送センター

NHKは21日、都内の同局で井上樹彦会長らが定例会見を行った。9月の大相撲秋場所中継で、幕下以下の取組を斎藤希実子アナウンサーが、向正面からリポートした件について、原聖樹専務理事、メディア副総局長が説明した。

原専務 NHKではスポーツ中継を含む、さまざまなニュースで、性別に関わらず、本人の適性や経験、専門性などを踏まえて担当者を決めるようにしています。斎藤アナウンサーにつきましては、これまで培ってきた取材や実況の経験を生かして、今回、大相撲中継でリポートを担当してもらいました。今後も特定の分野を、性別によって限定することはありません。意欲と能力のある職員が、幅広い経験を積み、それぞれの力を十分に発揮できるように、人材と育成、適切な起用に取り組んでまいりたいというふうに考えております。

女性アナウンサーが、大相撲中継に携わることは極めて珍しい事象だ。ただ斎藤アナは、初任地が相撲どころの青森県ということもあり、相撲に精通していたという。また、テニスのウィンブルドン選手権の実況という、これも従来は男性アナウンサーが務めることがほとんどだった分野で、実況を務めた実績もある。

原専務 今、NHKの職員の採用人数も、例えば現場の記者であれば、女性と男性はほぼ半々。場合によっては女性の方が多いような状況にもなっております。性別の区別なく、さまざまな分野で起用を図ってまいりたいというふうに考えております。

今回の斎藤アナは、15日間の本場所中の1日だけ、しかも幕下以下の取組を、向正面からリポートするにとどまった。だが今後、正面の放送ブースに座り、解説の親方衆らを相手に、実況を務める斎藤アナを含む女性アナウンサーが登場するかもしれない。「意欲と能力」が認められ、経験を積んだ先に、その道筋があることを認めた形となった。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 斎藤希実子アナの大相撲秋場所中継、女性アナが普通の時代も NHK専務「性別で限定ない」 」