【写真】泉岳寺の山門前に立つ松本幸四郎(撮影・松本久)

歌舞伎俳優松本幸四郎(53)が20日、東京・港区の泉岳寺で「仮名手本忠臣蔵」(11月1日~25日、東京・歌舞伎座)の取材会を行った。

「忠臣蔵」は亡き主君のあだ討ちを果たした「赤穂浪士の討入り」を題材とした全十一段の大作。四十七士それぞれの困難や取り巻く人々を描き、歌舞伎3大狂言のひとつとして名高い義太夫狂言の傑作として知られる。あだ討ちの中心となる大星由良之助を演じるのが幸四郎だ。

泉岳寺には、赤穂藩筆頭家老・大石内蔵助ら赤穂義士四十七士が眠り、取材会前に墓参りと法要を行った。

最初に「今は緊張しています。私にとっては今年最後の歌舞伎座出演。最後に気持ち良く勝ちどきを挙げられるように勤めたい」とあいさつ。大石内蔵助の墓前に手を合わせて「『よろしくお願いします』という言葉が浮かんだ。見守っていただけると感じている」と話した。

「仮名手本忠臣蔵」については「忠臣蔵は1つの目的に向かって、四十七士の魂が一丸となって突き進んでそれを成就するというお芝居。人の生きざまを感じていただける芝居をしたい」と意気込みを明かした。自身の役柄は「要になる存在。みんなの気持ちや向かってくるものをしっかりと真っ正面から受け止めて、われわれが行くべき正しい道を説得する力が必要。分かりやすい役割ではあるがその圧は特別なものがある」と説明した。

長男の市川染五郎(21)と共演するが「特別、改まった話はしていない」という。

歌舞伎ファンには「これぞ歌舞伎の代表作といえる作品。われわれのエネルギー、意気込みを感じに来てほしい。多くの方にいらしていただきたい」と呼びかけた。

子どものころから野球が大好きで大の巨人ファンとして有名。今シーズンの途中から指揮をとった橋上監督代行は退任の見通しで後任監督は未定だ。「橋上さんがコーチになった時にこの人が入れば巨人は強くなると思った。(優勝は)来年まで我慢しなければ」と話した。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 松本幸四郎 大石内蔵助の墓参り「見守っていただける」11月歌舞伎座「仮名手本忠臣蔵」 」