【写真】「お客さんが求めてくださる限りは舞台に立っていたい」と語るオール巨人

歌手でもある漫才師オール巨人(74)が、5年ぶりとなる新曲「あの日、ありがとう。」を発表した。巨人自身が初めて作詞を手がけ、作曲は「神田川」「赤ちょうちん」などで知られる南こうせつ。「人生最後の1曲になるかも」と気合を込めて歌っている。

巨人と南こうせつの出会いは、半世紀前にさかのぼる。ともにデビューして間もない頃、仕事先だった九州のホテルでばったり遭遇。こうせつから「せっかくの機会だし、飲みに行きませんか?」と声をかけられた。「神田川」の発売が1973年(昭48)9月、阪神・巨人のコンビ結成は75年4月だった。

巨人 「あ、南こうせつや!」と正直、僕はビビってしまいました。今思えばもったいないのですが、あの時はせっかくのお誘いを断ってしまったんです。昨年、オール阪神・巨人50周年を迎えて「新曲、誰にお願いしましょうか?」と打診された際、こうせつさんの顔が浮かんで作曲をお願いしたんです。

巨人にとっては5年ぶりの新曲。もしかしたら人生最後の1曲になるかもしれない。それだけに気合が入っていたが、思わぬ事態に。作詞を依頼した人から、なかなか詞が届かないのだ。

巨人 正直、困りました。たまたま大阪に来ていたこうせつさんと居酒屋であれこれ打ち合わせした際、「巨人さん、自分で詞を書いたらどう?」と提案されたんです。自分にとっては作詞は初めてでしたが、自分のこれまでの人生や思っていることを書き始めたら、意外と早く2日もかからないうちに完成しました。ただ、レコーディングした時、たまたまノドの調子が悪かったのが心残りです。自分のなかで、出来ばえに納得できていない部分がありますね。ノドの調子がいいタイミングで、またいつかレコーディングできたらええな、と思う半面、今は「これが最後なんだ」と気合を込めています。

歌手・巨人のキャリアは意外と古い。1982年(昭57)5月に「あんじょうやりや」でデビューした。

巨人 小さい頃は、歌手になりたかった。昔はスポーツ選手やらお笑い芸人、いろんな人がレコード出していたからね。実は「歌を出したいがために、漫才師になった」という面も否定できないんです。声が出る間は歌っていたいです。僕の歌で感動してくれる人は少ないかもしれないけど、歌える間は歌いたい。営業で漫才やった後に歌うと喜んでくれる人は結構おられますし。舞台で大きな声を出して漫才やってることが、歌にプラスになったとも感じています。紅白歌合戦に出たい、とかおこがましいことは言いません。本音を言うなら「わが心の大阪メロディー」には、また出てみたいかな?

◆オール巨人(きょじん) 1951年(昭26)11月16日生まれ、大阪市出身。74年7月、吉本新喜劇座長だった岡八朗(当時は八郎)に弟子入り。75年4月、阪神とコンビ結成。ものまねを交えたテンポのよいしゃべくり漫才で人気者に。上方漫才大賞受賞4度は最多記録。趣味はゴルフ、スポーツ観戦。身長184センチ。

◆新曲「あの日、ありがとう。」 発売中。11月24日には「オール巨人親子と愉快な仲間たち!ゴルフコンペ」が行われる。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 オール巨人「人生最後の1曲になるかも」南こうせつとの縁が結んだ5年ぶり新曲 」