中島歩「本当に降ろされそうに…」俳優デビュー作となった美輪明宏さん演出舞台を振り返る
俳優中島歩(38)が16日、NHK総合「あさイチ」(月~金曜午前8時15分)に出演。恩人の美輪明宏さんについて語った。
中島は「プレミアムトーク」のコーナーに登場。美輪さんが主演・演出を務めた13年上演の舞台「黒蜥蜴」で俳優デビューし、美輪さんについて「僕を見つけてくれたといいますか、最初のデビューが美輪さん演出の主演の舞台だったので。オーディションで起用してくださって」と見いだしてくれたことに感謝した。また「すごい大きな役で。全然経験がないんですけど、手取り足取り演出していただいて」と振り返った。
役者としての美輪さんについては「美輪さんがものすごく熱狂的にカーテンコールとかワーッとなってるのを見て。こんなにこういう舞台とか、美輪さんとして、その存在がこんなに人を熱狂させるんだということを肌で感じさせていただいて。本物の芸を毎日横で見ていたっていうことはすごく大きかったですね」と語った。
番組では、美輪さんが中島について語る過去映像も紹介。中島を抜てきした理由を「まだたどたどしいけれども、ハートがあって感性があればいいので。これは大丈夫。声の質も大丈夫だと思ったので」と語り、「役の性根の捉え方がとてもしっかりしていて、揺るぎのないものだったので。この人は使い方によってはいいところまでいく人だと思った」と評価した。
一方で「稽古に入ってから何日経っても前に言ったことを全部忘れてしまって。このままだったら他の方に代わってもらうかもしれませんよと申し上げたんです。そしたら翌日からちゃんとしだしたんです」と苦笑した。
スタジオの出演者から「大問題」「怒られてちゃんとし始める」「できるんじゃないですか」とツッコミが相次ぐと、中島は「本当に降ろされそうになっちゃいましたから」と苦笑い。美輪さんの映像については「いやあ、うれしい。忘れてたから、これ。いただいていたものが大きすぎるし」と感激した。
美輪さんは今年6月に老衰のため亡くなった。美輪さんが平和を願って残した直筆のメッセージにも触れ「最後に直筆で残された言葉もすごく感動して。『最後の最後まで愛こそ全て。愛こそ平和への最大の武器だ』ってことを伝えてらしたってことにすごい感動しました」。また「高齢になっても舞台に立ち続けていたっていう、伝えられるっていうことを信じていたからだし、伝えたい思いがあったからここまでやってきたんだな」と思いをはせ、「自分のためばかりにやってきたので。あの文章を読んでから、今年亡くなった美輪さんのことを考える機会があったから。何か自分も、こういう場でもそうですけど、基本的には作品を通して、役を通して、お客さんに何かを伝えられる俳優になりたいと思うようになりました」と話していた。