60周年ジュディ・オング「歌い続けたい」感無量で宣言「魅せられて」と出会い「人生変わった」
歌手のジュディ・オング(76)が15日、東京国際フォーラムで、60周年記念コンサートを開催した。「大親友」の歌手小林幸子(72)や俳優中村雅俊(75)とのデュエットを披露したほか、大ヒット曲「魅せられて」を歌唱し、4000人のファンを沸かせた。
夕焼けのような朱色に染まったステージから、ジュディが登場した。まとう神々しいオーラ、美しく伸びやかな歌声は変わらず健在。「たそがれの赤い月」で始まり、「涙のドレス」「愛は生命」といったヒット曲メドレーへとつなげた。
晴れの舞台。ゲストには10代の頃からの歌手仲間の小林や、ハリウッド映画で共演した俳優の中村雅俊(75)が駆けつけた。「さっちゃ~ん」「ジュディ~」と呼び合いながら駆け寄っておおはしゃぎ。2人で「真っ赤な太陽」を陰りのない情熱的に歌い上げ、「あと100年は一緒にいましょうね」と手を取り合った。
かつて夫婦役で共演した中村は、慣れない米国ロケを支え合った間柄。「今日は友として元夫として応援に駆けつけました」と支え合う間柄は今も変わらず。寄り添うように並び「恋人も濡れる街角」を歌った。
ライブのクライマックスは、名曲「魅せられて」。ダブルミリオンを記録するなどした、言わずと知れた楽曲。「魅せられて」との出会いは、ジュディにとっても「人生がちょっと変わった」と大きな起点となった。「自分の中のいろんなパーツを引っ張り出してもらえました。『あなたは役者なの?歌手なの?』って聞かれても、私はジュディ・オングって言える、自分を意識することを教えてくれた」と“道しるべ”になった。
白い羽が左右に大きく広がる、チョウのようなおなじみの衣装で羽を揺らしながら熱唱。歌い終えると、みるみる瞳を潤ませた。降り注ぐ万雷の拍手に答えるように「声が続く限り、こうやって聞いてくださる皆さまがいる限り、私は歌い続けたいと思います」と気持ちを固めるように、宣言した。
○…ライブ前の囲み取材では、歌手活動歴=還暦を意識した真っ赤なドレスで登場。60周年という大台に達した今もなお、日々ボーカルトレーニングに励んでいることも明かした。ずっとできなかったという、地声からファルセット(地声より高い音域を出す発声法)への発声方法を会得し「歌える限り歌っていきたい」と歌への飽くなき意欲を見せた。