中村美律子 40周年記念公演「人生万歳」 21曲の熱唱で感謝を届けた
演歌歌手中村美律子(76)が14日、東京・浅草公会堂で、デビュー40周年記念コンサート「人生万歳」を開催した。
「河内音頭」の特別版でスタートした。
大阪生まれの中村は中学生のころからアルバイトで「河内音頭」を歌い、高校時代は「初音家みつ子」の芸名で音頭取り(歌い手)として人気者だった。この日は、ファンへの感謝の気持ちや「これからも歌い続ける」との決意を自作の歌詞にして音頭に乗せて歌い上げた。
「今日は40周年のお祭りです。皆さんも楽しんでください。さぁ、いくで~」。お祭りソング「だんじり」へとつなぎ、ステージを縦横無尽に動き回って「もう息切れする。ハッキリ言ってしんどいです」と冗談交じりに話して盛り上げた。
「歌謡浪曲 瞼の母」は母を慕う主人公・番場の忠太郎の哀切と情愛を描いた19分超の大作。母と義妹の1人3役を見事に演じきり、割れんばかりの大拍手とかけ声を何度も浴びた。後半では「夜霧よ今夜も有難う」(石原裕次郎)、「無法松の一生」(村田英雄)、「岸壁の母」(菊池章子)などのカバー曲を披露し、引き出しの多さを示した。
アンコールではデビュー3年目の89年に発売し、紅白歌合戦初出場へと導いたヒット曲「河内おとこ節」と新曲「人生万歳」を熱唱。「40年を根掘り葉掘り話そうと思ったけれど時間が足りない。これは45周年、50周年までいかないと」と笑顔で“生涯現役”を誓った。
40年の歌手生活で紅白出場15回、日本レコード大賞の最優秀歌唱賞を2回受賞。実力と人気を兼ね備えた歌姫は2時間超で計21曲と元気をファンに届けた。【松本久】