望海風斗、大役ミュージカルで体力温存?「普段は修道女のように過ごすしかない」
元宝塚歌劇団雪組トップで女優望海風斗(42)と女優中尾ミエ(80)が8日、大阪市内で、ミュージカル「ファニー・ガール」(9~18日、梅田芸術劇場)の取材会に出席した。
波瀾(はらん)万丈の人生を送った女優ファニー・ブライスと、ギャンブラーである夫ニックの物語。64年に初演され、22年にリバイバル版が上演された。望海と中尾は母娘役を演じる。
望海は中尾について「お元気で、いらっしゃるだけで太陽のよう。懐の大きさを持ちながらも、舞台に出られたらかっこいい。お母さんのたたずまい。本当に見てて、毎日お元気で、私も元気でやらないといけないなと毎日、刺激をいただいています。毎日楽屋に来て『体調どう?』と気にかけてくださるので、優しさに甘えさせていただいてます」と感謝した。
作品については「音楽がオーケストラじゃないと成り立たない。音楽を聴くだけでもぜいたく。オーバーチュアだけでも満足行くくらい素晴らしい。古き良き時代のブロードウェーの音楽のすばらしさで魅せるミュージカルに、芝居でも『夫婦とは?』『人生とは?』という部分が詰まっている」と絶賛した。
自身は「宝塚随一」と名をはせた歌唱力を持つが、「歌が多い役で、ケアしながら東京公演はやってました。声を張り上げる場面も多いですけど、張り上げてばかりだとお客さまも飽きちゃう。一作品の中でもペース配分というものを鍛えられました」。
お気に入りの曲については「本当にいろんな曲を歌っていますが、バラードの『ピープル』という有名な曲があって、ファニーが自分の成功、スターになりたいという夢に向かっていって、ニックというすてきな男性と出会って、恋に落ちていく大事な瞬間にこの歌を歌う。人と思い合うことで自分の満たされない部分が満たし合えるんじゃないかと気付く哲学が詰まったすごく素敵な曲です」と話すと、中尾も「“珍しく”ね、全部良い曲ですよ」と話し、笑いを誘った。
作品中は着替えも多く、演出家から「男性で言うと『ハムレット』くらい大変な役のひとつ」と言われたそうで、大阪公演でも「普段は修道女のように過ごすしかないですね」と笑っていた。
福岡公演は博多座(24~11月1日)、愛知公演は御園座(11月10~15日)で行われる。