【写真】映画「星の教室」(11月6日、中川龍太郎監督)完成披露上映会に登壇した角川春樹総監督

中尾ミエ(80)小泉孝太郎(48)らが6日、都内で、映画「星の教室」(11月6日、中川龍太郎監督)完成披露上映会に出席した。

同作は、ベストセラー作家・高田郁氏の同名小説を原作に、角川春樹氏が最後の総監督作として手がけるヒューマンドラマ。さまざまな事情で義務教育を修了できなかった人たちが学ぶ夜間中学を舞台に、悩みや葛藤と向き合いながら、学ぶ喜びや人生をやり直す勇気、人とつながる尊さを描いた。

夜間中学の生徒を演じた中尾は「韓国なまりの関西弁。もう大変」と役作りの苦労を語り、「とにかくみんな暇さえあれば関西弁を勉強している。そして、若い子たちが役柄的に全然しゃべらないのよ。寄り付きにくい雰囲気だわと思って」と共演者らを笑わせた。実際に最終学歴が中学卒業だという中尾は「学び直したいと思っていたので、先生が本当に楽しそうで。自分に欠けていることを勉強するのが学び。本当に時間が出来たら通いたいです」と力を込めた。

中尾と同じく、夜間中学の生徒を演じた山本學(89)は「大阪出身なんですけど、関西弁の仕事を引き受けたくなくてずっと断っていて。今回も最初は断ったんだけど、もう最後の作品かもと思って引き受けました」とオファーを受けた心境を明かした。そして「夜間中学の見学に行った時に、教室に『学ぶことは生きる事、生きる事は学ぶことと』とあって。日本人はこうやっていきてきたんだと感じました」と語った。

そして、夜間中学に密着する漫画家を演じた小泉は「学びたい、知りたいという純粋な気持ちを持つと人は輝いていて。皆さんとのセリフはなくとも、撮影している1カット、1カットが忘れられない」とした。

この日は、角川春樹総監督も登壇。「角川映画も50年経ちました。紀伊国屋書店の二代目社長が『人生には三つの出会いがある』と。一つは本、二つ目は人、三つ目は自然との出会いだと、よく私にも言っていました。私はこの映画を通じて、四つ目の出会いがあると感じました。それが映画だなと。角川映画として、50年の間にアニメーションを含め76本作りました。代表する5本の映画監督は全員亡くなってしまいましたが、5本に引けを取らないのが『星の教室』。中川監督の映画は充実したものになると感じています。AIにも打ち勝つと思っている」と力を込めた。

桜田ひより(23)仙道敦子(57)真木よう子(43)小林虎之介(28)も出席した。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 角川春樹氏「中川監督の映画は充実したものになる」最後の総監督作「星の教室」完成披露に登壇 」