報ステ大越健介氏「予算カットを『脅し文句』のように…」発言撤回&遅すぎる謝罪の簗農相に
テレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)の大越健介キャスターは5日夜の放送で、今年2月の衆院選で自身を支援しなかった地元自治体の道路予算を「大幅にカットした」と、身内の会合で発言していたと一部で報じられた問題をめぐり、報道された音声は自身のものと認め、発言を撤回して初めて謝罪した簗和生(やな・かずお)農相に、厳しい指摘を連発した。
これまで音声が自身のものかどうか明確に触れてこなかった簗氏は、臨時国会初日の5日、報道陣の取材に応じ、音声は自身のものだと認めた。音声は、「予算カット」の対照として、衆院選で自身を支持しなかった地元(衆院栃木3区)の那須烏山市、那珂川町に触れながら、あたかも自身が国交省に予算カットを働きかけたと受けとれる内容だったが、簗氏は「そのような事実はない」と否定し「私の意向で予算が左右できるかのような発言をしたことは極めて不適切だった」と述べた。一方、進退に関しては辞任せず、引き続き職責にあたる考えを示した。
簗氏は取材に、この日、高市首相にも謝罪したことを明かしていた。大越氏は、高市首相が5日の所信表明演説で経済に多く言及した内容に触れながら「高市総理は経済の力で国民の暮らしを守る、というふうに宣言しました。であれば当然のこと、国民の暮らしを守るための予算のカットを『脅し文句』のように使っていた閣僚は、こってりと油を絞られたことだと思います」と述べた。
一方で「問題がそこですむとは到底、思えません」とも指摘。「ご本人は発言を撤回するとしていますが、あれだけ、どぎつい言葉を聞かされた身としては、なかったことにはできません」と、報じられた音声での「予算カット」をめぐる露骨な内容を念頭に言及。報道以降、2日の2回の会見でも謝罪せず、この日、一転して謝罪の言葉を口にした後手後手の対応にも触れ、「おわびにしても、遅すぎるのではないでしょうか」と、最後まで厳しい表情で言葉を続けた。