伊東四朗が芸能活動を引退、来年6月の90歳誕生日節目にラジオ番組終了 所属事務所発表
喜劇役者として活躍し、タレント、ラジオのパーソナリティーとしても活動する伊東四朗(89)が、引退することを発表した。1日、所属事務所のオルテ企画と文化放送が書面で発表した。
近年は俳優としての活動も平行しながら、同局「親父・熱愛(パッション)」(土曜午後3時)への出演を中心にラジオ・パーソナリティーの仕事を続けてきた。来年6月に90歳の誕生日を迎えることで、芸能活動に終止符を打つことを決断した。
伊東の番組出演は来年6月12日が最後となる。これに伴い、番組も同日で終了する。1997年(平9)4月にフリーアナウンサーの吉田照美との共演でスタートした番組も30年の長寿番組となる。アシスタントを務める同局水谷加奈アナウンサーと3人で金字塔を打ち立てて最後を迎える。
伊東は、1958年(昭33)軽演劇一座「笑う仲間」で喜劇役者としてのキャリアをスタート。3年後の1961年(昭36)フランス座にいた三波伸介さん、戸塚睦夫さんと「ぐうたらトリオ」を結成。翌年に「てんぷくトリオ」に改名してテレビ出演するようになり、昭和のお笑い界をリードしてきた。コメディアンとしての地位を固め、76年にはテレビ朝日系「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」でブレーク。番組で熱演した「電線音頭」は社会現象にもなった。
俳優としてテレビドラマ、映画出演でも引っ張りだことなった。NHK連続テレビ小説「おしん」、TBS系「十津川警部シリーズ」、テレビ朝日系「おかしな刑事」をはじめ、高視聴率作品で重要な役どころをになってきた。
◆伊東四朗(いとう・しろう)1937年(昭12)6月15日、東京・下谷(現台東区)生まれ。58年に劇団「笑う仲間」研究生。59年「石井均一座」。61年に三波伸介、戸塚睦夫とぐうたらトリオ結成。62年てんぷくトリオに改名。69年NHK大河「天と地と」。73年に戸塚さんが死去。76~78年に電線マンでベンジャミン伊東。82年、三波さんが死去。83年NHKテレビ小説「おしん」。94~99年NHK「コメディーお江戸でござる」。97年に文化放送「親父・熱愛」開始。97~07年、日本テレビ「伊東家の食卓」。166センチ。血液型O。