【写真】講談師の田辺いちかさん(2025年撮影)

講談師田辺いちかさん(47)の真打ち昇進披露宴が27日、都内のホテルで行われ、直前の記者会見とともに出席しました。

いちかさんは、京都府立大文学部で国文学と中国文学を学び、卒業後に声優や舞台俳優として活動していた時に、講談に出会いました。後に師匠となる田辺一邑さん(65)の講談を見に行った時に「私がやりたいのはこれだ」と衝撃を受けて入門。35歳と遅い入門でしたが、すぐに頭角を現し、スーパー二つ目として注目され、通常は入門から真打ち昇進まで15年ほどかかるところを、12年と異例のスピード昇進を果たしました。

この日の会見でいちかさんは、「初めて師匠の講談を聞いた時から今に至るまで、講談って面白いという気持ちが続いている。講談の面白さを多くの人に伝えたい」と講談愛を語りました。真打ち昇進と同時に他の名跡の襲名を考えたこともあったものの、「しばらくはいちかの名前を大きくしたい。(襲名は)ここで起爆剤がほしい、講談界を盛り上げたいと思った時に」と持ち越しにしたそうです。ただ、今回の真打ち昇進に関する準備などの大変さを経験したことから「ちょっと怖気づいています」とも。

披露宴には神田伯山ら約350人が出席し、柳家喬太郎、春風亭一之輔、公私ともに仲が良く、同じく真打ち昇進披露興行中の春風亭一花がビデオでお祝いメッセージを寄せました。10月から始まる真打ち昇進披露興行には喬太郎、一之輔、一花も出演を予定しており、チケット完売も続出しています。最後にいちかさんは「死ぬまで講談を語り続けます」とあいさつ。力強い決意表明でした。【林尚之】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「舞台雑話」)

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 講談師田辺いちかさん、真打ちへ異例のスピード昇進「死ぬまで語り続ける」決意表明 」