AKB48、涙の「推し席」ライブ 伊藤百花「泣いちゃって歌えなかった」ファンの愛に感涙続々
AKB48が27日、Kアリーナ横浜で「AKB48 THREE CONCEPTS LIVE in K-Arena Yokohama 推しが『好きish』コンサート」を開催した。
「今日は『推し席』からスタートします!」
伊藤百花(22)の呼びかけからメンバー全員が客席に降り、「好きish」を歌って開演する、異例の幕開けとなった。
ファンの声を受けて異なる3つのコンセプトで構成したライブの3公演目となったこの日は、同じメンバーを応援するファンが同じエリアに集ってライブを見る新たなスタイル「推し席」制度を導入。メンバー自ら事前にくじを引き、自分のファンの座席位置を決定していた。ステージに最も近いエリアを見事に引き当てたのは千葉恵里(22)で、5階席最後方で最も避けたいエリアを引いてしまったのは武藤小麟(26)だった。
武藤は「皆さんを一番後ろにやってしまって…」と肩を落とし、ステージから地声で「ごめんなさ~い!」と魂の謝罪。ファンから特大の「いいよ~!」を受け、笑顔を見せた。
かつてグループでは総選挙の感謝祭ライブで「推し席」を取り入れたことがあったが、現在在籍するメンバーの大半は「推し席」未経験だ。自身のファンのエリアに立って始まったライブ。伊藤は「泣いちゃって『好きish』の1番を歌えなかった」とファンから愛を受け取り感極まった。
メンバー別「推し席」の応募数ランキングも発表され、佐藤綺星(21)が1位に輝いた。「皆さんのお顔を近くで見てからステージに立つことができた」と喜び、ソロ曲「ファースト・ラビット」では、リフトに乗って自身のファンが集う5階席と同じ目線まで上昇。「これからもAKB48としてもっともっと楽しんでいきたいなと思います!」と満面の笑みを見せた。
時に目の前で、時にステージから、全33曲でそれぞれのファンに感謝を伝え、「アリガトウ」「あなたがいてくれたから」では何人ものメンバーがファンを見つめ涙を流した。
伊藤は「3公演やらせていただいて、ファンの皆さんと私たちの一体感がすごいなと感じました。愛のキャッチボールが出来ている感じがして、ワンチームだなって」と実感した団結力を口にした。
総監督の倉野尾成美(25)は「3公演で『好きish』以外全て異なる111曲をやらせていただきました。歌いつないできた楽曲もAKB48の大きな強みだと思います」と3公演を振り返った。27年2月20日に代々木第一体育館でコンサートを開催することも発表され「きっとまだまだ課題もたくさんあるし、未熟なところもあるけど、すがすがしい気持ちで立てています。ここからギアをあげて成長していきたいです」。ファンと固い約束を交わした。【寺本吏輝】