エド・シーラン公演から降板のマックルモア 「パレスチナ解放」慈善ツアー開催発表
英人気歌手エド・シーラン(35)の世界ツアー「ループ・ツアー」の米公演で前座を務めた際にパレスチナ支持を訴えて降板させられた米ラッパーのマックルモア(43)が、「パレスチナを解放しろ」と題した慈善ツアーを行うことを発表した。
グラミー賞受賞歴もあるマックルモアは24日、自身のインスタグラムで10月後半にダブリン、パリ、ロンドンの欧州3都市で公演を行うことを発表。コンサートの収益はパレスチナの人々や運動を支援する団体に寄付されるという。「ご存じの通り、スケジュールに少し空きができた」と騒動にも触れ、今後はさらに米国を含む追加公演についても発表される見込みだという。
マックルモアは「今は2026年だ。ジェノサイドが行われているなかで、政治に関与しないという態度はもはや通用しない。人々はアーティストに対し、行動を起こし、学び、コミュニティーの一員としてかかわることを求めている」とつづり、暗にパフォーマンスに政治を持ち込まない主義を貫くシーランを批判。
「私に起きた出来事は、1人のアーティストや1回のステージだけの問題ではない。億万長者たちが、どの発言をステージで許し、どの発言を危険すぎるとして排除するかを決められるような状況には、誰もが目を向けるべきだ」と述べ、結果を恐れず自分たちの立場を使ってパレスチナの人々と連帯を示してきたアーティストたちとこの1週間連絡を取っているとコメント。
「いま、大きなうねりが生まれている瞬間であり、なすべきことがある」と述べ、パレスチナへの連帯を呼びかけた。
マックルモアは今月4日に米ニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで行われた公演で「パレスチナ解放」を訴えたことを発端に、ツアーから降板させられた。
その後、自身のSNSでマサチューセッツ州にあるジレット・スタジアムのオーナーで億万長者のロバート・クラフト氏による圧力があったことを明かし、前座を務める予定だった他のアーティストたちが相次いでツアーを離脱する騒動に発展した。(千歳香奈子)