【写真】大越健介キャスター

テレビ朝日系「放送ステーション」(月~金曜午後9時54分)の大越健介キャスターは24日夜の放送で、24日(日本時間25日)にワシントンで行われる米中首脳会談を前に、「暴走」への深刻な懸念が指摘される人工知能(AI)の分野で世界の覇権争いを続ける両国トップに対し、冷静な対応を取るよう呼び掛ける場面があった。

番組では、首脳会談直前のワシントンとつないで、現地の状況を報じた。ニューヨークでの国連総会出席を終えワシントンに戻ったトランプ米大統領がメラニア夫人とともに、アンドルーズ空軍基地まで出向き、中国の習近平国家主席夫妻を出迎える異例の厚遇をみせたことなどを伝えた。トランプ氏にとっては、与党共和党の苦戦が予想される11月の中間選挙を前に、中国トップとの親密ぶりをアピールすることで、自身のトップリーダーとしての立場を示したい思惑があるのではないかとの分析のほか、AI覇権争いをめぐる両国の対応にも関心が集まる会談になるとの見通しが示された。

中継を受け、大越氏は「AIをめぐっては、アメリカの2つの都市で対照的な光景が繰り広げられた」と言及。国連本部があるニューヨークで23日、安保理の会合が開かれ、オープンAIやアンソロピックといった著名なAI開発企業のトップが、「暴走」への懸念が持たれているAIの安全基準づくりの必要性について自ら訴えたことに触れ、「そこには、多くの国が危機感を共有している。一方、ワシントンでは米中の首脳による政治的な駆け引きが始まっている」と、指摘した。トランプ氏はかねて、AIに関する規制の国際的な基準づくりの必要性を、全面的に拒否している。

大越氏はそうしたことを念頭においてか、「AIの覇権を争う国同士だけに、自分の方からブレーキをかけづらい、かけるのはどうも、あまり、そういうふうにはしたくないというのが本音かもしれませんが、世界の将来を見すえた建設的な対話の始まりとなることを期待したいと思います」と訴えた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 報ステ大越健介氏「覇権を争う国同士だけに…」AI規制めぐり米中トップの会談展開に期待示す 」