同役40年の森公美子「本当に画期的だった」ゲイカップル題材の初演を振り返る
森公美子(67)が21日、都内でミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール」(12月9日開幕、日生劇場など)の製作発表会見に登壇した。
南フランスのナイトクラブを舞台に家族愛を描くコメディー・ミュージカル。ゲイのカップルを鹿賀丈史(75)と市村正親(77)、佐藤隆紀(40)と石丸幹二(61)がダブルキャストで演じる。森は日本初演の85年からダンドン夫人役を務める唯一のオリジナルキャストとなる。
「初演のときは遥くららさんが私の娘役でございました。こんなことはご本人には言えませんが、年上の娘でございました。それがだんだん、ダンドン夫妻の年齢に近づいたなと思ったら。大きく超えてしまいました」と、40年以上にわたる歳月を実感。「ですから会場を走ったりできるのかなとか、いろんな不安もございますけれども、老害にならないように静かに(演出の)山田さんのご指示やいろんなことを守っていこと思っております」とあいさつした。
ゲイカップルの夫婦愛と、その一人息子への愛情を巡って巻き起こる珍騒動から愛の尊さを描き出す。「LGBTとかいろんなことがまだまだ、全然前に進んでいなかった時代にこの作品が上演されたのは本当に画期的でした。会場から拍手が起こった時は泣きそうでした」と回顧。かつては「マツケンサンバ2」の振付師で知られる真島茂樹さんがダンスキャプテンを務めていた。森は「残念ながら2年前にお亡くなりになっちゃったんですけど、まじ兄さんの写真を必ず稽古場に置いておこうかなと思っております」と目を潤ませた。