【写真】コンサートで熱唱する佐藤ひらり(撮影・松本久)

生まれつき全盲のシンガー・ソングライター佐藤ひらり(25)が18日、東京・中野のなかのZEROホールでコンサート「感動の奇跡をあなたに」を開催した。東京で開催する500人キャパの初の単独コンサートだった。

初めて作詞作曲した「みらい」や「月灯り」「令和」などのオリジナル曲、この日のために作った曲「朝日の手紙」や美空ひばりさんの「川の流れのように」などのカバー曲を織り交ぜて約2時間で18曲を披露した。

21年8月の「東京2020パラリンピック」開会式で「君が代」を歌唱して5年。確かな歩みを進めている。

◆主な一問一答

-新曲「朝日の手紙」に込めた思いを教えてください

佐藤 5歳から誰かの前で歌わせてもらったあの日から今まで、私の心を支えてくれた、今は会えない大切な人のことを思い「会いたい気持ち」と「会いに行きたい気持ち」を重ね、聴いてくださる皆さんの思いにも寄り添えることができたら…と思い、メッセージソングとして作りました。この歌がたくさんの人に届き、皆さんにとっての大切な人を思い浮かべる、そんな温かな瞬間になれるようにと願い、今回のコンサートで初披露させていただきました。これからも誰かの大切な曲になってもらえたら幸せです。

-ライブでの見どころ、聞きどころは?

佐藤 今回は初めて、プロの方に選んでいただいた曲目、曲順でのコンサートでした。私のオリジナルをたっぷりと聴いていただけるパートと、私の大好きなカバー曲を歌わせていただくパートがあるのは見どころだと思いますし、私自身としても初の試みでとても新鮮でした。

-来てくれた人への思いやメッセージをお願いします

佐藤 音楽活動の新たなステージに、たくさんの方が応援に駆けつけてくださり、私の今を皆さんに見届けていただけて、本当にうれしかったです。皆さんのおかげで今があることを忘れずに、これからも皆さまと一緒に佐藤ひらりの音楽を育てていただけたら本当にうれしいです。これからもよろしくお願いします。

-今年も残り3カ月半。年末までどのように走りたいですか?

佐藤 国連合唱団平和コンサートの親善大使としても、シンガー・ソングライターとしても、これからもたくさんの活動をさせていただきます。息が上がらないように、残りの数カ月も走り切りたいと思っています。

◆佐藤(さとう)ひらり(本名佐藤英里)2001年(平13)5月28日、新潟県三条市生まれ。24年3月に武蔵野音大卒。11年に自費制作CD「みらい」を発表し、売り上げ100万円を東日本大震災の遺児に寄付した。14年にミニアルバム「なないろの夢」でデビュー。9月26日にCD「みらい わたしからのメッセージ」を発売する。21年に三条市で初の「市民栄誉賞」。22年に新潟県の「観光特使」に就任。148センチ、血液型A。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 佐藤ひらり パラ東京五輪から5年「誰かの大切な曲になってほしい」新曲を初披露