【写真】中村ゆりさん(25年10月撮影)

女優中村ゆりさんが9月1日、直腸がんのため死去したことが14日、所属事務所から発表された。44歳だった。葬儀は近親や事務所所属俳優、スタッフなどですでに執り行われたという。

発表文によると、中村さんが13年前にも、がんを患い、寛解したものの、昨年1月に再びがんが見つかったと説明。手術は成功したものの、術後に転移が見つかり「今年8月、復帰に向け回復に努めていた中、再び腸閉塞を起こし、突然余命わずかと告知を受けました」としている。

中村さんは、1982年(昭57)年、大阪府出身。96年にテレビ東京系で放送されていたオーディション番組「ASAYAN」の歌手オーディションに合格後、伊澤真理とYURIMARIを結成。98年にシングル「スーパースター☆モンスター」でデビューしたが、翌99年に解散している。

解散後、約3年間の活動休止していたが、03年から女優として活動を再開した。07年に公開された井筒和幸監督の映画「パッチギ! LOVE&PEACE」でヒロインに抜擢されると、演技が評価され全国映連賞の女優賞などを受賞した。

シリアスから日常的ドラマまで演じ分ける器用さと安定した演技力で映画からドラマまで多くの作品に出演した。主な出演作品は映画は「そして父になる」(13年)「8年越しの花嫁 奇跡の実話」(17年)「影踏み」(19年)「窓辺にて」(22年)など。ドラマはNHK連続テレビ小説「花子とアン」(14年)「わろてんか」(17年)「エール」(20年)、大河ドラマ「龍馬伝」(10年)などに出演。20年のBSテレ東「今夜はコの字で」では連続ドラマ初主演を務めた。近年もテレ東系「ただ離婚してないだけ」やテレビ朝日系「マイダイアリー」などに出演している。また、ナレーターとしてはテレビ朝日系「私の幸福時間」のナレーションなども担当していた。

◆中村(なかむら)ゆり 1982年(昭57)3月15日、大阪府生まれ。テレビ東京系「ASAYAN」から生まれたYURIMARIで3年間活動。03年、映画「偶然にも最悪な少年」で女優に転身。主な出演は映画「Fukushima50」、ドラマは日本テレビ系「未満警察 ミッドナイトランナー」「終幕のロンド-もう二度と、会えないあなたに-」など。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 中村ゆりさん死去 44歳 YURIMARIでデビュー 解散後は女優で多くの作品に出演