平田広明「オデュッセイア」イベントでセキュリティー厳戒日米同時公開作のアフレコ事情明かす
声優の平田広明(63)が10日、東京・グランドシネマサンシャイン池袋IMAXシアターで行われた、クリストファー・ノーラン監督の最新作「オデュッセイア」(11日公開)<超・映画体験>TOKYOプレミアIMAX上映イベントに登壇。主演の米俳優マット・デイモン(55)の日本語吹き替え版声優を20年にわたって務めてきたが、日本と海外で同時公開の超大作は、公開前の情報管理が厳しく、日本語吹き替え版のアフレコを行う際に待ち受ける、困難な事情を赤裸々に明かし、会場を沸かせた。
【写真】「オデュッセイア」<超・映画体験>TOKYOプレミアIMAX上映イベントに出席した平田広明平田は「他の映画もそうなので言っちゃうと、同時公開の作品はセキュリティーが厳しいので、リハーサルでいただく映像は、何も見えない!」と強調。「真っ暗なところで、いろいろな音が聞こえる中、セリフが来た時だけ、デイモンの顔が丸で抜かれる。英語なんか全然、分かんないんですけど、そろそろだな…出た、俺だ! と」と、デイモンの顔が出た時に声を当てるのは、実に難解な作業だと訴えた。
さらに「化け物、壮大な景色は一切、見えない。ただ、今、闘ってるなというのはある。(デイモンが演じる)オデュッセウスが剣を振るうところとか、力むところだけ、『ウッ』という寸前に、ここだ、と」と続けた。本番の収録の際は「もちろん、ちゃんとした映像をフルで見せていただいた」と説明した上で「こんな映画だったんだと。とにかく、あのスケールにはビックリした」と振り返った。
デイモンについては「彼の芝居が大好き。決して派手ではなく堅実で、おどけて笑わせる芝居がない。全部、リアルなお芝居で彼の作ったキャラクターに引き込まれる。とっても静かなシーンで、ほんのわずかな表情の変化で、彼のお芝居は、すごくしみてくる」と絶賛した。
「オデュッセイア」は、古代ギリシャの詩人ホメロスによって作られた英雄叙事詩を実写化。トロイア戦争の終結後、イタケの王、オデュッセウスは、家族の待つ故郷へ帰還を目指すが、彼の前には、神々の介入、怪物、そして荒れ狂う海など容赦ない試練が立ちはだかる。「必ず、帰る」と口にした、デイモン演じるトロイア戦争の英雄オデュッセウスの、10年に及ぶ壮大な故郷への帰還の旅、圧巻の映像美で届ける愛と勇気の物語。
この日は、三代目J Soul Brothers岩田剛典(37)平愛梨(41)とともにスペシャルサポーターとして登壇した。