香西かおりが熱唱 来年40周年「歌は楽しい。もっとうまくなりたい」吉幾三と山本譲二が乱入も
演歌歌手香西かおり(63)が5日、東京・千代田区の有楽町アイマショウでライブ形式のコンサート「うたびと2」を行った。16年7月の「うたびと」以来、約10年ぶりのスタイル。
「あゝ人恋し」でスタート。シックなワインカラーのロングドレスでしっとりとした“大人の世界”の歌声を響かせた。その後は「人形」「すき」などなじみのナンバーを続け、歌唱の合間には何度も大きな拍手を浴びた。
「長くファンをしていただいている皆さま方、そして『香西かおりを1回見てみようじゃないか』と来ていただいた人もいます。とにかく一生懸命に歌わせていただきます。涙活もいいし、とにかく自由に楽しんでください」と呼びかけた。
カバー曲コーナーでは「これからは青春どはまりソングです」と紹介し、大橋純子さんの「たそがれマイ・ラブ」、玉置浩二の「メロディー」、チューリップの「青春の影」という昭和の名曲3曲を情感たっぷりの“香西節”で歌い上げた。「昭和はジャンルのない時代でそこに近づきたい。もっと音楽が自由になったらいいなという気持ちでいっぱいです」。
後半ではYouTube番組で共演する吉幾三(73)と山本譲二(76)が乱入。2人ともアルコールを飲んでいて、吉は「みんなで一杯やって」とお茶のティーバッグを香西にプレゼント。山本は「俺と吉は暇でね。それで来ました」と説明した。香西は「マネジャーから『酔ってよい感じなのでとっと帰して』と連絡がありました。とっとと帰って。じゃ歌にいこう」と仲の良さをみせた。
春に初期の乳がんで左胸の全摘手術をしたことも振り返った。「時にはしんどいときもある、でもこんなことに負けたくない。大病は初めてしたけど悪くない。自分を大切に思えるようになったから。今は歌うことが楽しい。この年になってももっとうまくなりたいと思う」と思いを明かした。
終盤では代表曲「無言坂」や未発表曲「旅路鴉」などを披露。2時間超で計19曲を披露して約400人のファンを魅了した。
17歳で民謡歌手としてデビュー。1度、芸能界を離れて銀行で働き、24歳で演歌歌手として再デビューした苦労人だ。だが実力は折り紙付きで、91年に紅白歌合戦に初出場して計19回出場し、93年には「無言坂」で日本レコード大賞を受賞した。来年の40周年に向け、「もっとうまくなりたい」との向上心を胸にさらに歌の道を歩み続ける。