玉川徹氏「結局は欲と政治だと思う」止まらぬ地球温暖化めぐり私見 トランプ大統領対応にも言及
元テレビ朝日社員の玉川徹氏が31日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。世界各地で地球温暖化による異常気象が起きていることをめぐり、事態を悪化させているのは「(人間の)欲と政治だと思う」と指摘した。
番組では、パネル企画コーナーで、「地球温暖化危機 ゾンビ梅雨で大雨 評が崩落の懸念も」をテーマに、ネパールと中国の国境付近で発生した大規模土石流をはじめ、昨今発生している大規模な災害のケースを紹介。三重大大学院の立花義裕教授を解説役に、世界各地で起きている大雨や酷暑、熱波、氷河の崩落などの異常気象のメカニズムを分析するとともに、地球温暖化を食い止めるための心構えなどについて特集。立花氏の「世界中の氷河は一部を除き、地球温暖化でどんどんとけている。温暖化のシグナルといえる」との見解も示された。
玉川氏は「地球全体の話をしているので、これも地球全体の話ですが、(温暖化は)地球の危機というふうなことをいう人がいるけど、地球にとっては危機でも何でもない」と主張。「恐竜の時代は、二酸化炭素(CO2)濃度が今より2倍から3倍くらいあって、平均気温は5度から10度くらい高かったんです。だけど、植物が大繁殖して、あれだけ大きな生物が闊歩(かっぽ)していた。だから、(温暖化がより進めば)人間じゃない生き物、人間じゃない生態系になるというだけの話。地球にとってはなんでもない話」と述べ、「だけど、人間にとっては、たとえば(平均気温が)2度とか上がってしまうと、今の人間の社会は維持できない。(温暖化は)人間にとって危機なんですよ。あくまでも」と訴えた。
その上で、「人間が文明を守りたいのなら、文明の最先端にいるエリートたちの話を聴いて、我々が変わらないといけない。生きていきたいのならね」と述べ、人間がさらに高い意識をもって温暖化対策を意識すべきとの認識を示した。
これに立花氏が「科学者の言うことは、信用してほしいですね」と応じると、玉川氏は「結局、(影響を及ぼしているのは)欲と政治だと思うんですよね、それにさおさしているというか、逆行させているのは」と指摘。「トランプ大統領なんかを見ていると、まったくそういうふうな部分を信じない」と、批判的に指摘した。トランプ氏は、CO₂の排出量が世界最多の米国のトップながら、地球温暖化気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」から再離脱したり、地球温暖化は「起きていない」との認識を示すなど、対策に後ろ向きな態度をとり続けている。
玉川氏は「化学は、一部を信じて一部を信じないでは、化学を信じていることにならない。反ワクチンもそうだけど。だから僕は、人類は化学全体を信じることが必要だと思う」と力説した。