松村北斗、11歳子役がファンと気付かず「無理して言わなくて良いからね」映画完成報告会
SixTONES松村北斗(30)が27日、都内で主演映画「秒速5センチメートル」(奥山由之監督、10月10日公開)完成報告会に出席した。
松村が声優に初挑戦したアニメ映画「すずめの戸締まり」を手がけた新海誠氏による07年公開の同名劇場アニメ作品の実写版。同氏のアニメ作品が実写化し、公開されるのは今作が初。互いに特別な思いを抱きながら小学校の卒業とともに離れ離れになった主人公・遠野貴樹(松村北斗)と篠原明里(高畑充希)の18年間にわたる人生を描く。
幼少期、学生時代、社会人時代と貴樹と明里は各時代で別キャストが演じている。松村演じる貴樹の幼少期を演じた上田悠斗(11)は500人の中からオーディションで選ばれた。司会者から、上田が松村のファンだと明かされると、松村は振り返って後列に座っていた上田を仰視。「同じシーンはなかったんですけど、現場に早く来てくれて会えた時があって、緊張していたのかな?『会話はいっぱいはいいです』くらいの雰囲気でした」と上田から“ファン臭”は感じなかったという。
松村は「緊張していたのか?」と問いかけつつ、「雑誌取材の現場も慣れてないからってわざわざ見学しに来てくれて。会話もいっぱいできたんですけど、その中で1回も『好きなんです』って言葉は聞けてない…」と首をかしげた。
司会者が改めて上田に松村のファンであることを確認すると、「はい、好きですよ」と公言。松村は「『お母さん好きですか?』の答えと同じ感じ。無理して言わなくて良いからね」としながらも「聞けてうれしいですね」とほほ笑んだ。
上田は今回で演技に初挑戦。憧れの松村と同じ役に「初めてなのに『やって良いのかな』っていう不安と同時に、やれてうれしい感情が込み上げてきました」と吐露した。松村は上田と明里役の白山乃愛(13)とのパートに強く感動。「そこだけで良いくらいの、ものすごいドラマを生んでいた。いつまでも見ていたい物語。2人のお芝居がものすごい素晴らしい。この後自分も出てくるんだって一瞬へこむくらい素晴らしかった」と絶賛した。