松山千春(2023年撮影)

歌手松山千春(69)が3日、FM NACK5「松山千春 ON THE RADIO」(日曜午後9時)に生出演。7月22日に老衰により85歳で亡くなった歌手で俳優の上條恒彦さんを追悼した。

「この間、上條恒彦さんが亡くなられて。85歳だったのか。上條さんは独特の声だったからな。何歌っても、これ上條さんだろ? みたいな。はっきり分かる声だった」と切り出した。

続けて「舞台とか、テレビとかでも活躍されてたしな。何と言ってもアレでしょ。第2回か、世界歌謡祭。昔あったんだよ、そういうのが」と語った。

そして「なくなっちゃけど、各レコード会社がつるんで、世界歌謡祭なんてやってるんだよ。『上條恒彦と六文銭』っていうグループが『出発(たびだち)の歌』でグランプリみたいな形でグッと出てきたわけだけど」と当時を懐かしみ、実際に「出発の歌」を放送した。

上條さんは7月22日、老衰のため長野県内の病院で死去した。同31日に所属事務所が発表した。85歳だった。葬儀・告別式はすでに親族で行った。

上條さんは長野県東筑摩郡出身。22歳で歌手活動を始めた。フォークグループ「六文銭」と組んで歌った「出発の歌」で、1971年に世界歌謡祭のグランプリを獲得した。「だれかが風の中で」はテレビドラマの主題歌になった。

ひげと眼鏡の風貌で親しまれ、俳優としても活動。NHK連続テレビ小説や大河ドラマにも数多く出演した。

生放送は北海道札幌市のSTVラジオで行われた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 松山千春が上條恒彦さんを追悼「独特の声だったからな」上條さんが優勝した世界歌謡祭にも言及