唐田えりか(2025年7月撮影)

女優の唐田えりか(27)が30日、インスタグラムのストーリーズを更新。

全身の筋力が急速に衰える難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」と闘った元日本ALS協会会長、岡部宏生さんが死去したことを伝え、追悼した。

唐田は「大好きで大尊敬している大切な友人 岡部宏生さんが先日亡くなりました」と報告。「私は沢山のことを岡部さんから教わりました。悲しい。寂しいです。お葬式で沢山の人が別れを悼んでいるのを見て 岡部さんの偉大さと愛情の深さに改めて感謝の思いが溢れました」とつづった。

また、「素敵な記事を見つけました」と、岡部さんのこれまでの闘病や活動について記された追悼記事を引用。「岡部さんが必死に残してきたことをどうか多くの方に知っていただきたいです」とつづった。

日本ALS協会は19日、公式サイトを更新。現会長・恩田聖敬(おんださとし)氏の署名で「令和7年7月17日に元日本ALS協会会長である岡部宏生さんが御逝去されました」と報告。岡部さんの経歴や活動を紹介するとともに「岡部さん、本当にお疲れ様でした。どうか安らかにお眠りください」と追悼した。

岡部さんは建設会社勤務を経て会社設立後の06年に48歳でALSを発症。人工呼吸器を付け、24時間の介助を受けて生活をしながら、難病患者や障害当事者の声を社会に届ける活動に尽力し、療養環境の改善など多くの課題に取り組んできた。

岡部さんが設立したNPO法人「境を越えて」も17日、noteで「悲しいお知らせです。境を越えて理事長・岡部宏生が2025年7月17日に逝去いたしました。昨年の8月に体調を崩してから入退院を繰り返しておりましたが、いつも、どんなときも私たちに『生きること』を教え続けてくれておりました。今週に入ってから血圧が安定しない日が続いておりましたが最後までがんばってくれていました」と伝えた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 唐田えりか「大好きで大尊敬している大切な友人」の死去を報告 ALSと闘った岡部宏生さん追悼