マイケル・ジャクソンさん伝記映画の公開が3度目延期 上映時間の長さや性的暴行描写が理由か
2009年に急死したキング・オブ・ポップことマイケル・ジャクソンさんの伝記映画の公開が、再び延期されたことが分かった。当初は今年4月に公開を予定していたものの、その後10月に延期されていた。3度目となる延期により、公開は来年4月に大幅にずれ込むことになった。
米オンラインメディアのデッドラインによると、延期の理由は複数あり、そのうちの1つが3時間半以上に及ぶ上映時間だったという。また、1993年にマイケルさんによる性的虐待疑惑を告発した当時13歳だったジョーダン・チャンドラー氏に関する性的暴行の描写が含まれていることも問題視されていると指摘している。
この告発によって刑事捜査が行われ、民事訴訟に発展したものの最終的には示談で和解した。遺族側が、チャンドラーさんに関するシーンの撮り直しを求めているとの報道もあった。マイケルさんの生涯と輝かしいキャリアを振り返る同作は、映画「トレーニングデイ」で知られるアントワーン・フークア監督がメガホンを取り、実の甥であるジャファー・ジャクソンがマイケルさん役を演じていることでも話題となっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)