アニメ映画「果てしなきスカーレット」のポスタービジュアルに描かれた聖(左)とスカーレット(C)2025スタジオ地図

芦田愛菜(21)が主演する、細田守監督(57)4年ぶりの新作アニメ映画「果てしなきスカーレット」(11月21日公開)が、イタリアで8月27日に開幕のベネチア映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に選出された。22日に同映画祭事務局が開いた会見で発表された。

アウト・オブ・コンペティション部門は話題作、ハリウッドの大作映画などを特別上映する部門で、賞は争わず招待作品として上映される。細田監督作品では、10年「サマーウォーズ」がベルリン映画祭(ドイツ)の児童向け・若者向け映画のコンペティション「ジェネレーション部門、21年の前作「竜とそばかすの姫」がカンヌ映画祭(フランス)で作品が高評価される監督の新作を集めた「カンヌ・プルミエール部門」に、それぞれ出品。今回で、世界3大映画祭全てで、作品が出品・上映されることになる。

細田監督は「『果てしなきスカーレット』が栄えある第82回ヴェネチア国際映画祭に招待されたことを大変光栄に思います。いま、世界中で悲劇的な衝突を目の当たりにする中、愛を見つけ、共に手を取り合い生きることが、私たちの未来を肯定することに繋がると信じて、この新しい作品を全世界の皆さんに届けたいと思っています」とコメントした。同監督はベネチア映画祭に出席する予定。

「果てしなきスカーレット」は、スタジオ地図が、米ハリウッドメジャーのソニーピクチャーズと初の共同製作&出資し、12月12日の米国公開をはじめ全世界配給される作品。芦田が、父の復讐(ふくしゅう)に失敗するも、再び宿敵に復讐(ふくしゅう)を果たそうと死者の国を旅する中世の王女スカーレットを演じる。現代の日本から来てスカーレットと旅する心優しい看護師・聖を長編アニメ作品初挑戦の岡田将生(35)が演じる。ともに細田監督作品への参加は初めて。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 芦田愛菜主演、細田守監督新作アニメ映画「果てしなきスカーレット」がベネチア映画祭で特別上映