米アニメ映画「ヒックとドラゴン」日本語吹き替え版で洋画の吹き替えに初挑戦した坂東龍汰(C)2025 UNIVERSAL PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

坂東龍汰(28)が、米アニメ映画「ヒックとドラゴン」(ディーン・デュボア監督、9月5日公開)日本語吹き替え版で、米俳優メイソン・テムズ(18)演じる主人公ヒックの声を担当することが22日、分かった。24年のアニメ映画「ふれる。」で声優の経験はあるが、洋画の吹き替えは初めて。オーディションで収録した自らの声に感動し「『ヒックを演じたい』と願っていたので、(役が決まった時の)連絡が来た時はすごくうれしかったです」と語った。

坂東が演じるヒックは、ドラゴンと友情を育む少年だ。「最初、オーディションがあって、その日に何シーンか実際にそこで声を当て収録する時間がありました。収録した後に自身の演じた声を聞かせてもらったのですが、とても感動しました」とオーディションを振り返った。そして「今まで吹き替えの映画やアニメ作品を普通に見ていたんですが、いざ自分の演じた声が入り、それを聞いた時に『この仕事をやりたい!』と強く思いました」と手応えを感じ、出演を熱望していたと明かした。

初挑戦した洋画の吹き替えについては「最初は不安でしたが、日本語版吹き替えの製作監督やスタッフの皆さんにヒックに似ていると聞き、そのことが背中を押してくれました」と製作陣に感謝した。

作品を見て「少年心をくすぐられました」という。「小学生の時に見ていたら、この世界から抜け出せなくなるのではないかと思うくらい没入感がありましたし、ドラゴンに乗っている時のアクションの迫力やヒックの成長に胸が打たれて、見た後にハッピーな気持ちになれる作品だと思いました」と熱っぽく語った。

演じたヒックについては「優しく、ピュアなこころを持っていて、愛着がわき応援したくなるキャラクター。ダメなヒックから父親に対して、そして友達のアスティと試練を乗り越え成長していくので、ヒックの変化にも感動します」と評した。役作りについては「アフレコはさまざまな柔軟性が求められると思っていたので、(監督からのリクエストに)瞬時に対応できるように役作りを固め過ぎないように臨みました」と振り返った。「収録したものを映像にぴったりと合った状態で見せてもらったときはゾクゾクして、早く映画館で完成版(吹き替え)を見たいと思いました」と手応えを口にした。

最新の撮影技術を駆使しアニメから大進化を遂げた注目シーンについて聞かれると「ドラゴンに乗って空を飛ぶ迫力のアクションシーンですね」と即答。「音楽と共にヒックがトゥースに乗って飛んでいくシーンは、声を当てながらすごく感動しましたし、音と映像で胸が熱くなりました」と語った。さらに「サントラがすごく好きで、ヒックがドラゴンのトゥースに初めて乗れるようになったシーンの音楽をよく聞いています」と、劇中音楽にも強くひかれたようだ。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 坂東龍汰「演じたいと願っていた」アニメ映画「ヒックとドラゴン」で洋画吹き替え初挑戦