人気アニメ実写版にリメーク、スピンオフ…夏休みに観たい話題のブロックバスター5作品
ハリウッドでは、今夏も話題のブロックバスター映画がたくさんラインナップされています。夏休みに観たい、注目の5作品を紹介します。
■リロ&スティッチ (公開中)
ディズニーの人気キャラクター「スティッチ」の実写版「リロ&スティッチ」は、ハワイを舞台に暴れん坊スティッチが巻き起こす騒動と家族の絆を描いた感動作。5月にアメリカで公開されると、トム・クルーズ主演の「ミッション:インポッシブル」最新作を押さえて堂々の1位に輝く大ヒットとなり、続編の制作もすでに決まっています。両親を失ったリロと宇宙からやってきたスティッチのドタバタ物語は、子どもから大人まで家族みんなで楽しめます。
■スーパーマン (公開中)
ジェームズ・ガン監督がメガホンを取り、「ツイスターズ」(24年)などで知られるデヴィッド・コレンスウェットを主役に抜擢した「スーパーマン」は、DCユニバースの新たな幕開けとなる注目作です。クラーク・ケントの同僚で恋人でもあり、スーパーマンであることを唯一知るロイス・レインを演じるのは、レイチェル・ブロズナハン。スーパーマンはこれまで幾度となく映像化されてきましたが、完全なる新作ではガン監督の愛犬オズをモデルにしたスーパードッグ「クリプト」と共にスーパーマンが敵に立ち向かう姿が描かれており、世界興行収入2億1700万ドルの好スタートを切っています。
■ファンタスティック4:ファースト・ステップ (7月25日日米同時公開)
マーベル・スタジオによるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)第37作目となる「ファンタスティック4:ファースト・ステップ」は、特殊能力を持つ4人のヒーローが地球を脅かす危機と立ち向かう姿が描かれています。「アベンジャーズ」シリーズでアイアンマンを演じたロバート・ダウニー・Jr.が、ドクター・ドゥームを演じてヴィラン役でMCUに復帰することでも話題で、「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」(26年12月公開予定)につながる物語として期待されています。
■ジュラシック・ワールド 復活の大地 (8月8日日本公開)
巨匠スティーブン・スピルバーグ監督による名作「ジュラシック・パーク」(93年)から始まった「ジュラシック」シリーズの新たな章の幕開けとなる「ジュラシック・ワールド 復活の大地」は、前作「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」(22年)から5年後が舞台。「アベンジャーズ」シリーズのスカーレット・ヨハンソンがシリーズ初となる女性の主人公を演じ、俳優マハーシャラ・アリやジョナサン・ベイリーらが脇を固めています。メガホンを取るのは「GODZILLA ゴジラ」(14年)などで知られるギャレス・エドワーズ監督で、迫力満点の恐竜アクションが見どころの一つです。
■バレリーナ:The World of John Wick (8月22日日本公開)
キアヌ・リーブス主演の大ヒットアクション「ジョン・ウィック」シリーズのスピンオフ「バレリーナ:The World of John Wick」は、キューバ出身の女優アナ・デ・アルマスを主演に、幼い頃に殺された父親の復讐に立ち上がるイブの姿を描いています。ウィック役のリーブスやウィンストン役のイアン・マクシェーン、シャロン役のランス・レディックらが続投し、「ダイ・ハード4.0」(07年)のレン・ワイズマン監督がメガホンを取っています。
【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)