「ある男」稽古場披露に出席した浦井健治(左)と小池徹平

俳優浦井健治(43)が18日、都内で、小池徹平(39)とのダブル主演ミュージカル「ある男」(8月4日から、東京建物Brillia Hallなど)稽古場披露に出席した。

平野啓一郎氏の小説が原作。ある男「X」を小池が、Xがなぜ別人になる選択をしたのか、真実を追う弁護士の城戸章良を浦井が演じる。「誰もが知っているような平野さん渾身(こんしん)の1作がミュージカル化ってどうなっちゃうの? 城戸とかXとかが歌うの? っていうところから始まったけど、現在の軸とXの軸が共存するのがミュージカルならではの醍醐味(だいごみ)。みんなで紡いでいきたい」と手応えとともにアピールした。

小池から「稽古終盤になって、最近健ちゃんが合流したのにかなり仕上がっていて、浦井健治という役者の力量に驚かされた」と明かされると、照れ笑いを浮かべつつ「昨日(共演する)鹿賀(丈史)さんから『前から見ている成長がうれしい』と喜んでいただけて、そういった言葉はプレッシャーでしかないけど、演劇界の年輪の中に入れさせていただいているように感じました」と喜んだ。

続けて「先輩方が言ってくださることやお客さんが見守ってくださっているものが、演劇界の年輪として我々の中にある」と語り、初日へ向け「1回1回の公演が皆さんの宝物になると思うので、自分たちも精進していきます」と意気込んだ。

ソニン(42)知念里奈(44)らも出席。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 浦井健治「演劇界の年輪の中に」共演の先輩俳優へ感謝「プレッシャーでしかないけど…」