五木ひろし(2025年7月撮影)

体調を崩して検査入院中の歌手五木ひろし(77)が慢性閉塞(へいそく)性肺疾患と気管支炎と診断され、東京・明治座で公演中の「デビュー60周年記念 五木ひろし特別公演 坂本冬美特別出演」を19日まで出演を休むと13日、明治座が公式サイトで発表した。12、13日の3公演を休演していた。20日以降は状態をみて判断する。14日からは代役を立てて上演する。

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公式サイトでは「『デビュー60周年記念 五木ひろし特別公演 坂本冬美特別出演』につきまして、ご迷惑とご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」と伝え、「体調不良を訴えておりました五木ひろしですが、医師の診察を受け、慢性閉塞性肺疾患、気管支炎と診断されました。このため五木ひろしは19日(土)まで休演とさせていただきます。20日(日)以降につきましては、病状を鑑みて改めて発表いたします」とした。

五木の出演休止に伴い、第1部の芝居「花のお江戸の快男児 喧嘩安兵衛」は、五木が演じていた中山安兵衛役を太川陽介、清水一学役は花柳一、小林平八郎役は安永稔が務める。第2部の「スペシャルショー」は坂本冬美が主に出演し、応援ゲストとして14、15日には2人組男性ユニット「はやぶさ」が登場する予定だ。

五木は数日前からせきが出るなど風邪の症状が出ていた。それでも公演を続けてきたが、11日の終演後に「やはりこれはおかしい。心配だ」と本人やスタッフが判断し、都内の病院に検査入院した。すると白血球の数値がかなり高いことが判明。公演の継続にドクターストップがかかり、12日と13日の計3公演を中止した。

5日の初日公演を終えて取材に応じた際は「今年喜寿を迎えてもうすぐ80歳。孫が僕のことを分かるようになるまで、あと4、5年は頑張らないといけない」と意気込んでいた五木。関係者によると、現在は20日のステージ復帰に向けて回復に努めているという。

また、坂本はこの日、日刊スポーツの取材に「五木座長の代わりは務まりませんが、みんなで力を合わせて頑張りたいと思います」とコメントした。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 検査入院の五木ひろしは数日前からせきなどの症状…11日終演後「やはりおかしい」本人ら判断